デジスコ撮影実習日誌

デジスコとデジカメで野鳥や草花を撮影するのが楽しくて実習に励んでいます。 最近では電子工作にはまっています。

千里の道も一歩から      - 単動式V型4気筒スチームエンジン工作 -

2014年01月22日 19時03分32秒 | 工作実習
2014/01/22 (水曜日) 晴



過日、工作友人が動画サイトにアップしたメーカー製の小型4気筒エンジンを
手本にしてバルブ装置の駆動にリンクを使用した単動式水平対向2気筒スチーム
エンジンを工作した。
見よう見まねの手作りリンク機構がうまく動作するか、また単動式のピストンの
サイドスラストの影響はどうか、などなど心配ごとは山ほどあったが、特に
問題もなく、小さなボイラーでも力強く回転するエンジンが出来上がった。

ただ、単動式の2気筒スチームエンジンは(複動式単気筒と同じで)自己起動
(蒸気を供給すると自分自身で起動(回転))することができないので、
ボートなどに搭載してリモコン操作することができない。

そこで次の目標はこれを4気筒化して自己起動できるエンジンを工作することにした。
4気筒となるとシリンダーもピストンも4つ作らなくてはならない。
それだけではない。 ほとんどの部品が4個必要になる。(当たり前か・・・)
同じ部品を2個作るのだって大変なのに4個も作るのはさぞかし骨が折れることだろう。



↓ 単動式V型4気筒スチームエンジンの見取り図。
  水平対向型にしようかV型に使用か迷ったが、V型の方がクランク軸周りの手入れがしやすそう
  なのでこれにした。




さて構想を練って見取り図を描き上げたが、なかなか一歩が踏み出せない。

「千里の道も一歩から」

そうだ、完成までは遠い道のりだけど、一歩、一歩と歩き続けなければ目的には届かない。
さぁ、思い切って一歩を踏み出そう。


最初の一歩はエキセントリック工作からだ。
回転輪の直径を1mmでも小さくするように努力した。



↓ 材料箱をかき回してエキセントリックの材料を集めた。 



↓ 回転輪の直径は16mm。 今まで作った中では一番小さい。



↓ ボスを取り付ける穴を開ける。 回転輪が小さいのでVブロックに固定して面に直角の穴を開けた。



↓ 5円玉と比較。 5円玉の回転輪は大きかったんだなぁ・・・・(えっ、どういうことぉ?)






↓ エキセントリックの部品が揃った。 



↓ ボスの取り付け。 回転輪が軸に直角に取り付けられるように治具を使ってハンダ付けする。








↓ 出来上がったエキセントリック。 




エキセントリックは二つしかないけど、大丈夫なの?

えぇ、エキセントリックは二つで良いのです。
これで駆動するピストンバルブは複動型なので単動型のシリンダーを2個制御できます。
エキセントリック2個で2個のピストンバルブを駆動して4個のシリンダーを制御するのです。

正式なV型ならばエキセントリックを1個にすることができますが、この工作では
バルブの取付位置を正確な90度ずれにできないので個別制御になり、2個必要です。
まぁ、単動式バルブを4個作るよりは良いかもしれません。

さぁ、これで一歩を踏み出した。
明日は二歩目だ。 バルブの工作をしよう。







コメント (4)
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