2013/09/16 (月曜日) 暴風雨 午後 晴れ間も見えた
昨日、一応ボイラに接続して回すことは出来た。
ただ空気(人間コンプレッサー:口から吹き出す空気)で回すときほど
スムーズには回らない。
水蒸気の高温のせいだろうか? 水蒸気の湿り気のためだろうか?
口から吹き出す空気で動かすときは軽くスムーズに回転するのに
ボイラーからの蒸気では動きがギクシャクすることがあるのだ。
もしかしたら摺り合せが足りないのかもしれない。
どうせ今日は台風で外には出られない。
机の上での作業だから、エンジンの慣らし運転をしてみることにした。
↓ 小型DCモーターをプーリーを介して接続、クラック軸を回して慣らし運転だ。
↓ シリンダーやバルブにはたっぷりオイルをやって、ピストンを上下させて慣らしていく。
初めのうちは回転もスムーズで順調に慣らし運転が出来ていたが、
大分時間が経ったころ突然ガックンと食い込んだように回転が止まってしまった。
↓ ベルトを外してプーリーを手で回してみたがビクともしない。
これは多分、ピストンバルブの摺り合せが悪くて喰いこんだのだろうと、
バルブの駆動アームを外してみた。
ところがバルブのピストンはスムーズに動くではないか!
↓ 固まった部品を探すために一つずつクランク軸から外して上下に動かしてみた。
じゃーもう一つのバルブか?
それも外してみたが正常に動く。
それじゃーピストンか?
先ず一つをクランク軸から離して手で上下してみた。
なんだ、これも軽く動くじゃないか・・・・ということはこれか!?
最後に残ったピストンを手で動かしてみたがビクともしない。
よほど固くシリンダーに嵌ってしまったんだな。
駆動棒をペンチで挟んで動かして何とか喰い込みは解けた。
ピストンがシリンダに喰いつくのはシリンダーに平行に移動しないからだ。
大体が側圧のために斜めに上下しているのだから仕方が無いことだが
クランクとの取り付け方が悪いと上がり下りでバランスが崩れてどちらかに
偏ってそれで喰いこんでしまうことがあるのだ。
クランク軸の回転方向が一定ならば、「オフセット(押す圧力がかかる方向の
クランク回転角を少なくする)」で逃げる手もあるが右回転、左回転両方とも
回す場合はそうはいかない。
クロスヘッドを使えば良いのだが装置が大げさになってしまう。
やっぱり取り付け方を慎重にやって上下で半分になるようにするしかない。
そこで今度は部品一つずつ(シリンダーなら右側一個とか)取り付けては
クランク軸を回して動作を確認してから次の部品を取り付けて確認するという
方法で慎重に取り付けていった。
部品を取り付けてはテスト、それを繰り返す、
その様子を動画でご覧ください。
さぁ、今度は大丈夫だろう。
ずいぶん前に買って全然使わずに仕舞ってあるガスコンロがある。
それを使ってガス炊きボイラーでテストしてみよう。