デジスコ撮影実習日誌

デジスコとデジカメで野鳥や草花を撮影するのが楽しくて実習に励んでいます。 最近では電子工作にはまっています。

台風一過で工作開始      - 四角釜のケイカル板はボロボロだ -

2013年10月16日 20時08分47秒 | 工作実習
2013/10/16 (水曜日) 台風26号が房総半島沖を通過した


夕べ関東地方に接近してきた台風26号は朝、房総半島沖を通過して北上して行った。
なんでも10年に一度というほど強烈な台風らしい。
TV天気予報の画面では中心付近の気圧は950hPaと出ている。
ふーん、950hPaかぁ・・・ 今までの台風は大体980hPaぐらいだから
確かに強烈なのだろう。
各地に今までにないような大雨を降らせて大きな被害を出している。
よぉーし、その950何とかやらを測ってみよう。

↓ 朝、早めに起きて自室(工作室)の机の上にある気圧計をみた。
   指針は990hPa付近を指している。 気圧はかなり低い。



↓ 気圧はまだ下がっている。 988hPaぐらいだ。 台風が接近しているんだなぁ・・・



↓ 気圧の変化はない。 台風は今最接近しているんだろう・・・・



↓ 気圧が上がり始めた。 台風は遠ざかり始めた。  950hPaには遠く及ばない・・・・



↓ 天気は回復しだした。  窓の外には青空も見える。



↓ 気圧はどんどん上昇していく。 天気がよくなってきた。
   風はちょっとあるけど、工作には支障ない。 さぁ、工作を始めよう。




天気がよくなってきたので部屋の中でじーっとしてるなんてできるわけがない。
お代官の呆れ顔を横目で見ながら、いそいそと工作の支度をした。
四角釜のテストをしなくてはならないのだ。


↓ 前々から気になっていた四角釜のケイカル板(熱遮蔽)。 ガスバーナーの炎に炙られて脆くなって
   割れてしまった。 動かすたびにカラカラ・・・と音がして欠片が落ちてくる。
   アルミケースを開いてみたが、もうボロボロでちょっと触っても割れてしまう。





↓ 致命的な破損。 ごとくの補強に挟んだつもりのケイカル板がボロボロになって外れてしまった。
   これではもう、ごとくの役目は果たせない。





ケイカル板(珪酸カルシューム板)は断熱材として使われるものだから熱には強いだろうと
ボイラー燃焼部とケースの間の熱遮蔽に使っていたが、炎で炙られるとと、とても脆くなって
しまう。 ちょっと力を加えたり、歪めたりするとボロッと欠けてしまう。
このボイラーを作ってから3回ばかり作り直したがまたダメになってしまった。





もう、ケイカル板を使うのは止めよう。
熱遮蔽にはステンレス薄板が一番いい。
ステンレス薄板は柔らかくて工作もしやすい。


↓ アルミ板のごとくにステンレス薄板を被せて耐火性を増した。 



↓ お釜とアルミケースの間にステンレスの仕切りを入れてケースが直接熱せられないようにした。







狭くて手の入らないところの工作なので思いの外時間がかかってしまった。
この続きはまた明日だ。
四角釜が使えるようになったらもう一度2W発電に挑戦だ。




コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新しいお釜の性能チェック     - スチームエンジンボート1号の連続10分運転を目指して -

2013年10月15日 19時55分15秒 | 工作実習
2013/10/15(火曜日) 曇り後雨



台風26号の接近で天気は崩れて行く。
朝のうちは曇り空だったが、昼近くからは雨が降り出した。
しかし、このくらいの雨なら工作には差し使えない。
今一歩で出来上がるお釜の工作に取り掛かった。


↓  お釜からの蒸気を取り出すパイプ。 安全弁や圧力計、空気逃がしバルブなど枝をいくつも出すので
    ロウ付け、高温ハンダ、普通のハンダと使い分けてお互いが溶けてしまわないようにくっつけた。







↓完成したお釜。 これでいつでも蒸気を作ることができる。




規定の水量、1.2リットルを入れたときどのくらいの時間で蒸気がでてくるか
チェックしてみることにした。
ボートから降ろした燃焼部(バーナー)に載せて水を注入した。


↓ 計量カップで水量1.2リットルを測りながら注入した。



テストの結果、全く冷えている場合は約5分で蒸気が噴出してくる。
バーナーやお釜が温まっているとき(1回目の運転が終わって冷水を注水した場合)は
3分~4分で運転が可能になる。
その蒸気発生具合の確認の様子を動画でご覧ください






こうなるとどうしてもエンジンを繋いで見たくなる。
雨はかなり降り出したが、こんな雨ぐらい、へっちゃらだぃ。

「雨ニモマケズ 風ニモマケズ ・・・」

が頭に浮かんできた。


↓ テストベッドを並べてボイラーに繋いだ。



テストの様子を動画でご覧ください。






ボイラーのバーナー全開(最大火力)でも10分間以上の運転ができるようになった。
これは目標達成だ。
しかし、パワーの方は思ったほどではない。 1.8Wがやっとだ。
前の四角釜では2Wを出していたのに・・・・・・

また後で四角釜でテストしてみよう。
もしそこで2Wが出たらこの大釜は性能が悪いということだ。
あぁあー、なかなか先に進めないなぁ・・・・
コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ボイラーの本体は出来上がりました    - スチームエンジンボート1号の連続10分運転を目指して -

2013年10月14日 19時32分16秒 | 工作実習
2013/10/14 (月曜日) 晴れ


昨日から東京に住む姪っ子夫婦が遊びに来ていて我が家が久しぶりに
にぎやかなった。
オイらも工作をお休みして相手をしてあげたが、小さな子供と違って
あまり世話を焼くとかえって鬱陶しいだろうと、「後は好きなように
してね・・・」と言って元の工作実習生に戻った。

あの図体の大きなスチームエンジンボート1号(以下ボートと略します)は
非力な縦型スチームエンジン3号ではノロノロとしか動かすことしかできない。
何しろボートは全長93cm 最大幅22cm 高さ24cm、全装備重量は
13kgもある。
出力1Wのエンジンではその動きは全く物足りない。

たまたまそのピストン(シリンダー)を流用したV型エンジンを作ってみたところ
2Wのパワーを出してくれた。
ボートにこのV型エンジンを取り付ければ少しはましな動きを見せるかも知れない。
よおーし、エンジンを換装してみよう、とボートの工作を始めた。

ところがボートに積んであるボイラーではボートは6、7分しか運転できない。
性能の悪いこのエンジンは蒸気漏れが多くて猛烈に蒸気を消費するのだ。
6、7分なんてあっという間に過ぎてしまう。 せめて10分は運転してみたい。
オイらの技術や道具では漏れの少ない高性能なエンジンは作れそうもない。
そうなるとボイラーの釜の容積を大きくして空焚きになるまでの時間を長くするしかない。
というわけでこの大きなボイラーを作る・・・にたどり着くのです。
(あぁー、疲れた。 説明だけで疲れてしまいます)



↓やっとできたボイラー釜の部品。 円形物の工作は難しい。



↓ 組み立て開始。






↓ ボートに載せてみました。






↓ お釜の背丈が高くなってしまったので安定性が心配だ。
   V型エンジンは少しだけ背丈が低くなるのでその分で相殺されれば良いのだけど・・・・・



さぁ、これでボイラーの本体は出来上がった。
後は安全弁工作と配管作業だ。
あっ、もう一つある。 エンジンを逆回転させるために蒸気切替バルブ工作だ。
これもなかなか難しい。
ボートのエンジン換装は11月中に完成するだろうか?
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

1.3リットル釜の完成まであと少し    - スチームエンジンボート1号の連続10分運転を目指して -

2013年10月12日 19時27分00秒 | 工作実習
2013/10/12 (土曜日) 晴れ


昨日は所用で工作はお休みしてしまった。
その分を取り戻そうと今日は朝早くから工作に取り掛かった。
だけど、円形のものの工作は難しい。
直線や四角のものならスケールを当てればそれでOKだが、円形とか
カーブはちょっと正確に寸法を測るのが難しい。
まぁ大体、勘で見当をつけるのだが外れて手間取ることが多い。
今日もそんな感じで作業は捗らなかった。



↓ お釜を載せるベース(ごとくかな?)を作る。 材料は2mm厚のアルミ板。



↓ バーナーの炎が上がる部分をくりぬく。 小さな穴をぐるっと開けてくりぬいて大きな穴にする。



↓ 昔は(ったって2、3年まえまで)ハンドドリルでぐりぐりと回していたんだ。 今はボール盤で簡単だ。



↓ くりぬいた大穴。



↓ 相変わらず人間フライス盤。 ゴリゴリとヤスリをかけて丸く仕上げていく。



↓ 出来上がったベース。 バーナーの炎が直接当たるのでステンレスの薄板で包んで防熱する。





↓ お釜を載せて下からバーナーで炙る。 格好つけていうと、「縦型煙管式炙り釜」とでもいうのかな?



↓ ステンレスの薄板で包んだベース(ごとく)。 耐火性は十分だろう。



↓ お釜は4本の爪で固定する。



↓ さぁ、お釜を包む防熱板をつくろう。 これには縁を曲げなくてはならないけど・・・・・・
   先ず、実習正式縁曲げ道具をご紹介しておこう。
   まともな工具は一つもない。 この縁曲げ道具も有り合わせのもので作ってある。  



↓ 万能鉄板(ということにしてます。 厚さ10mm 長さ160mmの鉄板。 定盤の代わりにしたり
   いろいろ重宝しています。)に材料を挟んで金槌で叩いて曲げる。



↓ 鉄板の幅が160mmしかないので幅の広いものはずらしながら曲げるようになる。



↓ 縁をきちんと折り曲げるには金槌で叩いて整形する。



↓ 両側に5mm幅の縁を曲げた防熱板(ステンレスの薄板)



↓ このステンレス薄板でお釜の周囲を囲む。 バーナーの熱はお釜とこの間を上に流れていく。



↓ 給水口や水位確認窓のパイプがあるのでそれを通す加工をする。 これが大変だった。



↓ お釜の外側を包むケースを作る。 材料は厚さ1mmのアルミ板。 



↓ このケースも給水口や水位確認窓パイプを通すので2つに分割して作り、後でネジ止めして筒状にする。









↓ 大体組みあがったお釜。 分割されているケースをネジ止めで固定すれば完成だ。



↓ 四角釜と並べてみた。 丸いものは何だか余計に大きく見える気がする。



給水口のパイプを通したり、水位窓のパイプを避けたりとケースに穴を開けて加工したが、
その位置をきっちり決められず、あちこちを削って穴が大きくなってしまった。
まぁ、これっきりのぶっつけ本番だから仕方がないが、次に作るときはもうちょっと
ましに作りたい。
(えっ、二つ目を作るつもりかな?・・・・アンタって懲りないヤツだねぇ・・・・・)



コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

巨大な釜ができあがりました  - スチームエンジンボート1号の連続10分運転を目指して -

2013年10月10日 20時17分32秒 | 工作実習
2013/10/10(木曜日) 腫れたり曇ったり


何だかとても蒸し暑い一日だった。
10月なのに真夏日を記録したところもあったそうな。
10月10日って昔は祝日だった。
1964年に行われた東京オリンピックの開会式の日を記念した「体育の日」だったのだ。
それが何が何だかわからない日になってしまって・・・・・
どうするんだ! 責任者出て来いっ、って怒ってみたって始まらない。
さぁ、今日も張り切って工作に精をだそう。


↓ 水の中に沈めて口から空気を吹き込んで漏れ箇所の見当をつけた。 そしてロウ付けしては確認、
   確認してはロウ付けを繰り返して漏れを塞いでいった。



↓ 煙管の取り付け部からも漏れがあった。 あんなに慎重にロウ付けしたのに・・・・



↓ 煙管部も見直してロウ付けした。




↓ 最後に残った工程は給水口の取付だ。 最初は鏡板に直接取り付ける予定だったが、取付失敗で方針変更、
   給水口をパイプの先端に取り付けてパイプを胴にロウツケすることにした。






ところがこの工作もなかなかうまくいかない。
何度も失敗してしまった。
もしかしてこの給水口は呪われた給水口ではないだろうか?

その様子を動画でご覧ください。





何度かやり直してやっと出来上がった。
一刻も早く胴に取り付けて先を急ぎたかったが、「待てよ、呪われた給水口だから
また何かあるかも知れない・・・ 取り付ける前に漏れをチェックしよう」
というわけでバケツの水に沈めて漏れ確認をした。
このあたりのチェックは高圧をかけなくてはダメだ。
足踏式空気入れを使って高圧空気を吹き込んだ。


その様子を動画でごらんください。






↓ さぁ、最後の工程、給水口の取付だ。 胴にパイプの取り付け穴(7φ)を開けた。



↓ これをロウ付けすれば完成だ。



最後のロウ付けの様子を動画でご覧ください。







最後のロウ付けはすんなりとうまくいってよかった。
さて、最終的な漏れチェックをしよう。

その様子を動画でご覧ください。






やっとお釜が出来上がった。
水容量1.3リットルともなるとかなり大きい。
これで蒸気が沸くのだろうか?
まぁ、やってみなければわからない。
ダメモトで行こう、ダメモトで。


↓ 完成した1.3リットル容量のボイラー釜。 後はごとくとかケースとかの工作だ。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ボイラー工作なんか大嫌いだぃ・・・・・

2013年10月09日 20時25分24秒 | 工作実習
2013/10/09(水曜日) 晴れ 風強し


昨日、今日と1.3リットル釜のロウ付けをした。
最近は小さな物のロウ付けはほとんど失敗をしなくなり、「ロウ付けって楽しいな」なんて
いい気になっていたが、とんでもない。
今工作中の1.3リットル釜のロウ付けで嫌と言うほどの苦労をさせられてしまった。


↓ ケイカル板で防風、防熱囲いをしたロウ付け用作業台にお釜を置いてロウ付け開始だ。




まぁ、最初は隙間を埋めるだけのロウ付けだからさほどの苦労はなかった。
ただし、お釜が大きくてロウ付け用のガスバーナー1本では熱量不足。
バーナーを両手に持って宮元武蔵そこのけの二刀流で勝負した。


その時の様子を動画でご覧ください。







そして煙管パイプのロウ付けと進んで、次は給水口のロウ付けでつまずいた。
この給水口は鉄製のナットをヤスリで削って整形したものでお釜の銅板との
ロウ付けには銀ロウを使う。
銀ロウは溶けて流れるときはさらさらなのでわずかの隙間でも漏れてしまい、
接着はできない。
給水口を取り付けるボイラーの蓋はロウ付けの熱でぼこぼこに歪んでしまった。
給水口を置いても隙間だらけだ。
でもやるっきゃない。 銀ロウをたっぷり置いてバーナーでがんがんと炙って 
熱した。 だがやっぱりくっつかない。
何度も何度も炙っているうちに取り付け部分に穴があいてしまった。
ありゃりゃー、こりゃー大変だ・・・・


↓ ロウ付け開始。 案外ぴったりいってると思ったけど、隙間がかなりある。



↓ 穴があいてしまった。



↓ 穴塞ぎ板を置いて救済しようとしたが・・・・・・



↓ 救済板が溶けてしまった。 もうダメだ・・・万事休す。



↓ でも、ここまできて投げ出すわけにはいかない。
   苦労の末、途中までロウ付けされた給水口を取り外した。 その穴は丸い銅板で塞ぐつもり。



↓ 「穴塞ぎ」っていったってボコボコの蓋にロウ付けだからこれがまた大変。
    あっちを押さえてロウ付け、今度はこっちを押し付けてロウ付け、隙間はなかなか埋まらない。
    ガスボンベはいくつあっても足りない。 何時間もかけてやっと塞いだ。



給水口は作り直さなくてはならないが、ナットはもうない。
これはひとまず後回しにして、蒸気パイプと水位窓用のパイプをくっつけてしまおう。


↓ 水位窓用のパイプ。 ここにシリコンチューブを嵌めてお釜の中の水位を確認する。



↓ 蒸気取り出しパイプ。




↓ 夕食後の自由時間。 何とか形になってきたお釜を記念撮影した。



水位窓にチューブを嵌めれば一応密閉状態になる。
蒸気取り出しパイプから息を吹き込んでみた。
シュー、シュー、シュー・・・・・
あちこちから空気が漏れる。 隙間だらけだ。
うへー、この穴ふさぎは容易じゃないぞぉ

思わず、

     「ボイラー工作なんて大嫌いだぃ」

と叫んでしまった。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

やっと出会えたノビタキ

2013年10月08日 19時33分42秒 | Weblog
2013/10/08(火曜日) 晴れ


何日か前、ノビタキが来てないか探しに行った川原。 そのときはノビタキは見つからず
今年は来ないんだな・・・何て思い込んでその後は工作に熱中していたが、昨日友人が
川原にノビタキがいる、と教えてくれた。 早速行ってみたが姿を見ただけで撮影は
できなかった。
よーし、今日は朝から行ってデジスコで撮ってやろう。
仕舞いっぱなしのデジスコは、たまには使わないとカビが生えてしまうだろう。
今日は台風24号の影響で南風が吹き込んで真夏のような暑さだった。
久しぶりのデジスコ操作で汗びっしょりになってしまった。


↓ いた、いた。 川原の枯れ草の茎の上を行ったり来たりしている。 今年もまた来てくれたんだなぁ。




↓ 何でこんなところばかりに止まるんだろう。 もっと景色の好いところに止まってくれないかなぁ




↓ お気に入りの枯れ茎。 戻ってくるところを狙って撮った。
   W300のデジスコ、秒2、3コマの連写では思うようには撮れない。




↓ FZ100の秒40コマ高速連写で撮れば簡単に撮れてしまう。



久しぶりのマイフィールド。 この春、浚渫工事で丸坊主になった川原ももう草が生い茂って茫々だ。
例のアレチウリとかいう外来種の雑草がまた勢力を伸ばしているみたいだ。
アレチウリが蔓延ると、葦もダメになるし、野いばらとか背に低い木は覆い被さられて枯れてしまう。
全く嫌な植物だ。
こんな川原でも可愛いノビタキは毎年来てくれる。 ありがたいことだ。
ノビタキがきていることを教えてくださったBさん、ありがとうございました。


デジスコ撮影  コーワTSNー664(30xアイピース) + SONY W300
レタッチソフトによる画像補正およびトリミング 

(最下段 4枚目の画像は Panasonic DMC FZ100 + TCON17 で撮影) 
 
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

1.3リットルのお釜!    - スチームエンジンボート1号の連続10分運転を目指して -

2013年10月07日 19時04分32秒 | 工作実習
2013/10/07(月曜日) 晴れ



出来上がったV型スチームエンジンはボート用のボイラーで動かすと2Wのパワーが出せた。
今までの縦型2気筒では1Wだったが、V型2気筒にしたら倍の2Wになった。
このV型は縦型のシリンダー(ピストン)を転用しているのに、なぜかパワーアップできた。
それならこのV型エンジンをボートに載せれば走行速度もアップするのではないか?!
ただ、残念なのはこのエンジンは蒸気を大量に消費するので(工作精度が低く、蒸気漏れが
多くて、大喰いで燃費が悪い)現在のボイラーでは運転可能時間は6、7分ばかりだ。
せめて10分ぐらいは走り続けさせたい。

現在のボート用ボイラーのお釜の容積は満タンで900cc。 実際の運転時には800cc
ばかりの水を入れて沸かしている。
800ccの水を7分ぐらいで蒸発させてしまうわけだから、一分間では115cc余りを
蒸発させている勘定になる。
それを10分間にするんだから、115x10=1150ccの水を入れるお釜が必要だ。
更に、お釜には適当に空間も作らなくてはならないから1300ccぐらいの容積が必要だろう。

1300ccっていうことは1.3L(リットル)ということだ。
実際の運転時には1.2Lぐらいの水量だが、こんな大きなお釜で強力な蒸気が沸くのだろうか?
まぁ、心配してても始まらない。

ダメモトをモットーに突っ走る工作実習生だ。  「やってみよぉー・・・・」っと。



↓ お釜の取り付け位置や煙管、パイプ類の配置を決めた。



↓ 工作材料の在庫を確認した。 ボイラー釜用の銅板はあるが、煙管用パイプやフレーム用のアルミ板が
   ちょっと足りない。 不足の煙管パイプは8φで代用しよう。



↓ お釜の胴にする0.5厚の銅板。 工作前の銅版は赤くてとてもきれいだ。



↓ 今日は板金工作だ。 銅板はカナキリバサミで切り取った。



↓ 切り取った銅板を丸太に沿わせて丸くなるようにカーブを付けた。





↓ 鏡板を作ったときの木型にぴったりと合わせて針金で縛った。



↓ リベット止め用の穴を開けた。



↓ リベット打ち。



↓ 形が見えてきたお釜。 茶筒みたいだ。



↓ 給水口を作る。 ナットを削って段付にする。 何でも手作りだからこんなことをする。



↓ 出来上がった給水口と止ネジ。 段付のナットをお釜にロウ付けする。





↓ 1Lの計量カップと比べてみた。 かなりデッカい。



お釜に取り付けるパイプを作っていると、いつのまにかあたりは薄暗くなってきた。
そして例の ♪ 夕焼け小焼けで日が暮れて・・・ のメロディと共に

 ”よいこのみなさん もうすぐひがくれます くるまにちゅういしておうちにかえりましょう”

のアナウンスが流れてきた。
あれっ、もうこんな時間か・・・・ 時間が経つのははやいなぁ・・・・
仕方がない、オイらもお片づけしよう。


↓ 夕食後の自由時間。 一番楽しいひと時だ。 今日の作品の記念撮影。 そし明日の工作の構想を練る。
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

既存のボートで連続10分運転を目指します。

2013年10月05日 19時03分29秒 | 工作実習
2013/10/05(土曜日) 雨


冷たい雨が降る一日だった。
明日は団地の運動会だ。 自治会役員はその準備のために大忙しだ。
その準備作業中でも新しいボイラーのことが頭に浮かんでくる。
あぁしようか・・・ こうしようか・・・ いや、この方がいい・・・etc

結局、分離型小型ガスコンロを使った新しいボイラーを工作するのは止めて
バーナー部は今までスチームエンジンボート1号に積んであったものを使って
その上に載せるお釜を新しく作ることにした。
昨日作ってみた直系110mmの鏡板もちょどうまい具合に利用できる。
V型スチームエンジンもボート1号に載せることができるし、パワーも2Wが
出せるのでボートも少しは早く走らせることができるだろう。

ただ、問題は今までのサイズのボイラーでは運転時間が短いことだ。
お釜を満タン(800cc)にしてもバーナーを全開で燃焼させると、6、7分ぐらい
で空焚き状態になってしまう。
せめて10分ぐらいの連続運転がしたいものだ。

800ccの水を7分で0にするということは毎分、115ccばかりの水を蒸発させて
いるわけだから、これを10分間もたせるのは1150ccの水が必要ということだ。
(学科嫌いの実習生が考えることだから当てにはなりません・・・・)
これをもとに鏡板110mmのお釜を設計してみた。



↓  ボート1号に積んでいた四角い形をしたボイラー釜。 総容量は900ccある。
   実際の運転では800ccの水を入れて使用していた。 これで連続運転は6、7分というところ。



↓  お釜の背丈は120mmある。



↓  新しいボイラー用にと思って作った鏡板(直径110mm)が調度いいサイズだ。




↓ 既存のボイラー燃焼部(バーナー)に合わせて設計してみた。




↓ お釜の直径は110mm。 煙管は10φ(直径10mm)を11本。 これで連続10分運転の
   水容量1150ccをクリアーするには釜の高さを140mm以上にしなくてはならない。



うーん、お釜の高さが140mmいじょうかぁ・・・・・
まぁ、この際10mmや20mm背が高くなっても大差はない。
大は小を兼ねるという諺もあることだし、ここは背丈150mmで行くかぁ・・・

背丈150mmのお釜は水容量1295.3cc、約1.3リットルもある。
実際の運転ではお釜に目一杯、なみなみと注ぐわけではない。
100cc、200ccぐらいは隙間を開けて水を沸騰させるんだろう。
やっぱりこのぐらいのサイズになるのはしかたがない・・・・・・
ダメで元々、やってみよう。

というわけで明日(あっ、明日は運動会だ)、明後日からこの工作に取り掛かろう。







コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

分離型小型ガスバーナーの火力はどんなものだろうか・・・・

2013年10月04日 21時12分57秒 | 工作実習
2013/10/04(金曜日) 曇り



今、分離型(カセットボンベ部とバーナー部が分離している形式)の
小型ガスバーナーを使ったボイラーを工作している。
だけどやっぱりこの小型ガスバーナーの火力がわからないと工作の
しようがない。
ネットでこのバーナーを見つけたときの仕様では“3500Kcal”と
書いてあったが、これは大体の卓上カセットコンロの火力と同じだ。
バーナーの直径が3cmばかりと小さいけど、火力はあるんだな?
でも本当に“3500Kcal”も出るんだろうか? 
第一、普通は“3500Kcal/h”と時間当たりの表示なのにこのコンロの
それには“h”が書いてなかったんだから・・・・・
まぁ、そんなことはどうでもいいから試しにこれを使ってエンジンを回してみよう。



↓ バーナーのすぐ近くにあったOリング気密接続部分をバーナーから離した。  



↓ Oリング気密部を炉の外に出したので狭い燃焼室で燃やしても大丈夫だろう。 



↓ 狭い囲い。燃焼熱が外に逃げないようにしたつもり。アルコールランプの燃焼では問題なかったが・・
   こんな狭いところでガスを燃やすんだからちょと不安だ。




↓ 外側は釜覆いになる。 



↓ これがボイラーのお釜。 カマボコ型で煙管が10本付いている。 容積は850ccもある。



↓ さぁ、テストを始めてみよう。 燃焼室の下部がどんな温度か心配なので測ってみる。
   ついでにボンベの温度低下も測ってみた。



↓ 使用前のカセットボンベの温度は21℃ぐらい。 今日はちょっと寒いぐらいだった。






バーナーに点火してエンジンが回りだすのを待った。
やっぱり火力は弱い。
ボイラーの圧力がなかなか上がらない。
やっと動き出したエンジンはなんだか頼りない。
圧力は0.3気圧ばかりで発電電力は0.5Wばかりだった。


そのテストの様子を動画でご覧ください。






テスト中カセットボンベを触ってみると、冷たく冷えている。
(“冷える”のは“冷たい”に決まってる。 「馬から落ちて落馬して・・・」と同じだ)
今日は気温も低いし、余計に冷えてしまったのだろう。
これでは火力が弱くなるのは当然だ。


↓ 運転後のボンベの温度は10℃に下がっていた。



そこで排出される蒸気でボンベを暖めてみることにした。


↓ ボンベにシリコンチューブを巻きつけて排出蒸気を流した。



これでボンベは温度低下せず、徐々に温度上昇するようになった。
テスト中には35℃ぐらいに加温することができた。
これで火力も強くなり、エンジンも少しは力強く回るようになった。
圧力も0.5気圧に近づき、発電電力も1Wが出せるようになってくれた。


そのテストの様子を動画でご覧ください。






ボンベの加温でパワーアップすればこの小型ガスコンロのバーナーでも1Wを出せることがわかった。
お釜の構造や、熱漏れ対策をすればもう少しパワーが出るかもしれない。
だけど、卓上カセットコンロのバーナーに比べたら非力だ。
やっぱりこのバーナーでは大きなボートのボイラーには使えない。
もっと小型のボートを作ったときの、小型エンジンと組み合わせるボイラーに使おう。


コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする