気持はアラスカの氷河まであっという間に飛んで行ったのだが、アラスカでアウトドアを行うためには、十分すぎるぐらいの装備を整えなければいけない、ということをに気付いたのは、A4 ２ページに渡る装備品リストが届いてからだった。
アウトドア初心者の私にとっては、さっぱりイメージが湧かなくて、いつものように「行ったら行ったで何とかなるさ」と、お気楽に考えていたのだが、アウトドア経験者に、「何言ってんの、キャンプ場にはコンビニもないんだから、全部揃えて持って行くこと」と手厳しく指導された。「コンビニがないことぐらい百も承知よ」と思ったが、改めてリストを見直し、「ひぇー、ここに書いてあるもの全部揃えるの？一体いくらお金がかかるんだろう」とちょっと卒倒しそうになった。
そうなのです、今回よーく分かったのですが、アウトドアとはお金がかかるレジャーなのです。人間の知恵と工夫はすごいなと思ったのですが、キャンプを快適に過ごすための、ありとあらゆる商品が売り出されていて、それも昔みたいに地味な感じではなく、おしゃれなものが沢山あり、購買意欲をそそる様にマーケティングされているのです。都会で着るわけではなく、どうせアザラシと熊しかいないキャンプ場で着るにも関わらず、おしゃれ度を満たしてくれるものが沢山あるのです。確かにどこでどういう出会いがあるか分からないからね、備えあれば憂いなし（あれっ、こういう時に使うんだっけ？）
まず手始めに、私のアラスカ応援団長につき合ってもらい、石井スポーツでトレッキングシューズを買うところから始まりました。お店の人が履かせてくれて、丁寧に靴ひもを結んでくれたサーモンピンクの可愛い靴に惹かれ、ここから今回の旅のテーマはピンクになってしまい、やたらとピンクな私が出来上がったのです。
さて、下記が今回私がアラスカキャンプのために買ったものリストです。
トレッキングシューズ
レインギア
厚手の下着（上下）
薄手の下着（上下）
靴下 ４足
ナイロン素材のズボン ３枚
ナイロン素材の長袖シャツ ３枚
フリースのジャケット
カヤック用の靴
カヤック用の手袋
バックパック
ヘッドライト
防水用デジカメ
防水用双眼鏡
リビングの床に週末ごとに増えていく荷物の山とレシートの山を交互に見ながら、ワクワクしたり、気分が悪くなったりしながら、出発日に向けて準備を進めたのでした。