北大路機関

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【G3X撮影速報】百里基地航空祭2023【6】そのもの蒼き衣をまといて金色の野に降り立つべし(2022-12-04)

2024-05-02 20:23:59 | 陸海空自衛隊関連行事詳報
■茨城か茨木か!F-2決戦!
 百里基地航空祭速報が延々と続きましたが今回でいよいよ大団円というところです。

 茨城か茨木か。このF-35戦闘機の向こうを飛行するF-2戦闘機の機動飛行は頂上決戦という装いで行われていまして、茨城出身の操縦士と茨木出身の操縦士の勝負という。ちなみに茨城は”いばらき”で茨木は“いばらぎ”、阪急特急が停まるのはここ。

 茨木がんばれえご近所さーん、という声が最前列の一角から響くとレンコン式とかクラスター干しイモとか鮟鱇鍋とかで武装した北関東連合軍に袋叩きにされてカメラを強制的にミラーレスに買い替え、というようなことはなく、でも聞き違えるよねえ。

 F-35戦闘機にはローターが二つ付いているように見えますが、これこそが護衛艦かが艦載機として垂直離着陸する最新鋭F-35B戦闘機、というわけではなく三沢基地の第301飛行隊F-35Aの真後ろに入間ヘリコプター空輸隊CH-47ヘリコプターの重なり。

 百里基地には茨城県出身の操縦士と共に大阪府茨木市出身の操縦士がいるのかあ、と感慨深い所です、そして茨木出身の方も奮戦したのですが、評価によれば茨城の勝ち、茨城の空は守られたという。ううむ、ウォッカ飲み比べならば参戦して応援するのに。

 F-2戦闘機の旋回と筑波山を背景に撮影してみました、ここ百里基地というのは午前中順光で午後から逆光になってゆくのですが、快晴でさえあれば筑波山の稜線がくっきりと浮かび上がりますのでその借景と共に航空機を収めると印象的な構図となります。

 狼と香辛料、その麦畑の麦帆みたいな情景のススキを背景に着陸を開始したF-2戦闘機、そうか逆光だとこういう構図も成り立つのだなあと感慨深い。考えてみると桜の花々なんかも逆光の方が花の色が透けて逆にきわだつものですから、と妙に納得してしまう。

 風の谷のナウシカっぽい、F-2戦闘機がこんな黄金色の大地と共に描いたミリタリーワッペンに“そのもの蒼き衣をまといて金色の野に降り立つべし”と文字をかいたものがありましたが、そうかこういう感じなんだ、と変に昔買い逃したのワッペンを思い出しました。

 ヴァイパーゼロとも云われるF-2戦闘機ですが、救難のブラックホークも同じ海洋迷彩でしたか、すると、“そのもの蒼き衣をまといて金色の野に降り立つべし”という構図はヘリコプターでも成り立つのですね。現場で気づけばそういう構図で撮れる。

 そのもの蒼き衣をまといて金色の野に降り立つべし、ああコンクリート上に到達してしまった、もう少し早く気づいていれば色々な構図も撮影できたのになあ、と思う。ススキが黄金色になっている狼と香辛料みたいな季節でこそ撮影できる構図、と。

 シンゴジラでもレーザーJDAMをゴジラに命中させてゴジラの信仰進路をじゃっかん変えさせた描写で知られる第3飛行隊のF-2戦闘機、こうずらりと並んだ海洋迷彩を、飛行展示が終了したという事で撤収と共に様々な角度から航空機を撮影する事とした。

 状況終了、全ての飛行展示が終了しました。FSX日米共同開発は、日米外交史を考える一つの試金石として、大学時代にはアメリカ外交研究の先生にいろいろと話をお教えいただく機会があり、元首相補佐官の方や元大蔵省主計官の方へ探訪したものでして。

 F-2戦闘機はわたしにとり好きな戦闘機です、それは開発経緯と共に配備後の運用まで関心が及びまして、そのなかで冷戦時代に北海道防衛を担った第3飛行隊の航空祭を、快晴の空と共に撮影出来まして満足満喫の上、惜しみながら石岡駅へと撤収しました。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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