キマグレ競馬・備忘録

競馬、MLB、スポーツ観戦、趣味など気になる事を書いています。

2013夏 新潟競馬場

2013年07月31日 | Horse Racing
4年振りに新潟競馬場へ行ってみました。

午前7時半に埼玉の自宅を出発。関越自動車道をひたすら走って、11時過ぎに到着。
この日は開幕日だったのですが、首都圏の競馬場の混み方に比べると、意外なほど空いていて快適に競馬観戦することができました。
5レースの新馬戦から最終レースまでやって、当たったのは複勝2回のみ。
あまりの的中率の低さにガッカリでしたが、わざわざ地方の競馬場に行くのは、その競馬場の雰囲気を愉しみたいという気持ちがあるからで、たとえ負けてもそれなりに雰囲気が味わえれば良いのです。久し振りの新潟は、気候が良かったせいか前回行った時よりも快適でした。

パドックの風景。他の競馬場よりも平面的な造りで、大変見易い印象です。


オッズ表示板は、一昔前の古いタイプ。ちょっと見難い感じ。


出走馬は、表示板の裏手の方から出てきます。面白いレイアウトです。


コースの風景。直線が長くて、東京競馬場を小さくしたようです。
先日行った中京競馬場よりも見易い印象でした。


新馬戦で低人気ながら競り勝ったアポロムーン。


応援していたのはテイエムリキオー。ホワイトマズル産駒。横山騎手。
パドックでは大人しくて元気が無さそうでしたが、走り出すと全く違う印象でした。逃げ粘っての2着で今後が楽しみです。


新潟と言えば、直線競馬。 通常のレースでは内側の柵に沿って走るので、観客からはコースの一番遠い所を走ることになりますが、直線競馬では馬場が良い外側、つまり観客席に近いほうを走ることになります。
500kg近い巨体の馬が大多数で駆け抜ける姿を真近で見ると、凄い迫力を感じます。これを見ただけでも、新潟に来た甲斐がありました。




帰りにテレビ東京の競馬番組のご意見番の競馬評論家と、「船長」という芸名のタレントとすれ違いました。


場内では地元放送局のイベントをやっていて、お笑い芸人とセリナ?という幼児のような話し方をするタレントが来てました。


17時に新潟競馬場を後にして、途中で夕食を摂り帰宅は21時。
さすがに疲れました。

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気になる言葉:「凄い」とは

2013年07月29日 | Aphorism(気になる言葉)
25年ほど前、鹿児島から就職で上京してきて、初めて東京の人と付き合うように
なった。九州の田舎者と東京の都会人の違いと言えば、モノに対する考え方だ。
東京の人達は、自分のモノに対する拘りが強く、モノについての蘊蓄や自慢話を
話すことが多い。その時に、ただ相槌を打って聞いているだけではいけない。
話を聞いたら、必ず言うべき言葉がある。
「へえ~。スゴイですね。」

すご・い【凄い】 の解説
1 ぞっとするほど恐ろしい。非常に気味が悪い。
2 びっくりするほど程度がはなはだしい。並外れている。大層な。

もちろん2.の意味で使う。この言葉を使えば、話すほうも悪い気はしないし、
都会人と田舎者の垣根を取り払ってもらえる便利な言葉だ。
九州に居た時は、相手を「凄い」というのは媚び諂ったようで恥ずかしかったが、
東京では違う。東京では、自慢話に対応するための礼儀作法なのだ。
因みに、、自分は「凄いね」と言われたことがない。
自慢したい話はあっても、「凄いね」という反応が無かったらと思うと
怖くて話せない。そこが東京人との違いかもしれない。

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映画「風立ちぬ」

2013年07月26日 | Music & Movie

初めてスタジオジブリの作品を映画館で見た。アニメはテレビで見るものという感覚があって、映画館でお金を払って見ることに抵抗があったが、この作品はゼロ戦の設計者堀越二郎が主人公ということで、飛行機好きの宮崎駿がどのように描いたのか興味があった。

この映画は、堀越の生涯に堀辰雄の小説「風立ちぬ」を重ねたストーリーで、関東大震災や不況に見舞われ、戦争へと突入していく1920年代が舞台。二郎が飛行機設計者となっていくプロセスと、将来の妻となる少女との出会いと再会を中心に話が展開していく。

ゼロ戦設計者の堀越二郎は、大戦マニアの中では超有名人であり、彼の仕事を知っていると、この映画には技術的な話が少なくてやや物足りない感じがあるだろう。また、ラブストーリーとして見てしまうと、仕事と病身の妻との生活を淡々とこなす主人公にこちらもやや物足りなさを感じるかもしれない。アニメの主人公は、感情の起伏が激しくて絶叫したり泣き喚いたりするものと思っていたが、この映画の主人公達は、総じて感情の起伏の無さがとても印象に残った。でも、当時の家庭での振舞いは、おそらくそういう感覚だったのだろう。言葉遣いも丁寧で、必要最小限の言葉で相手に気持ちを伝える様子は、明治生まれの自分の祖母の話し方にそっくりで、懐かしい気分になった。

時折ウルッとくる場面もあったが、淡々と話が進んで終わった印象で、いつもは映画の後に妻と感想を言うのだが、どうもそういう気分にはならなかった。何か物足りなさを感じたのが正直なところ。飛行機ものであれば、「紅の豚」の方が面白かったかも。

テーマが戦前戦中を扱ったものだけに批判もあるらしいが、飛行機設計者とは求められるものに応じて飛行機を作ることが仕事であり、その仕事が結果的に戦争に繋がったとしても、それを責めるわけにはいかない。当時はそういう時代だったと考えるべきだろう。

ベネチア映画祭に出品するようだが、外国人がこの映画を理解するのは難しいかも。
スタンディングオベーションしていても、頭の中では???だったりして。


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本「街場の中国論」

2013年07月26日 | Book

中国との関係については、近年は尖閣諸島の領土問題で専門家やマスコミが様々な議論を行っていますが、解決策が見いだせない状況です。国際法に則って、領土に線引きをしたい日本と、主権の及ぶ範囲を曖昧にしておきたい中国の考え方には、思想的に相入れないことが要因ではないかと著者は主張しています。領土問題に限らず、歴史的な観点で中国人の考え方はどのように自らの思想を確立してきたかを考察しています。
ベースは大学の講義の内容をアレンジしたもので、日本辺境論の内容とダブる部分も多いですが、言いたいことはよく解るし、納得できる部分も多かった。中国は日本と違って、多くの民族を含む多民族国家であり、日本のような管理された社会ではない。そのため歴史的に戦争や国内の紛争も多く、国民が共有する唯一の成功体験が対日戦争での勝利であり、国内情勢が悪くなると政府の求心力を高めるため日本批判が起きるという。専門家は何となく歯切れの悪い見解で中国を批判しますが、中国問題については素人という著者の意見の方が、納得できる部分は多かったように思います。
マスコミは目の前の現実だけを捉えて、中国批判を繰り返していますが、歴史を踏まえると領土問題は「放っておく」のが一番良い解決策のような気もします。
世界平和に貢献したいと考える国民であれば、日本本土からはるか彼方の小さい無人島を巡って、お隣の国と紛争になるような愚挙は避けたいものです。


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本「本の現場」 

2013年07月15日 | Book

本の読まれ方と出版業界の現状について。1990年代の出版界の状況を書いた佐野真一の本を読んだことがありますが、この本は2005年以降の本の読まれ方と出版界の現状についてまとめています。
最近、通勤電車に乗っていて、本を読んでいる人が増えているように思います。90年代はマンガ本か雑誌や新聞、2000年頃から携帯電話やゲーム機で遊んでいる人が多くなったような記憶があります。ここにきて本の良さがまた見直されてきているのかなと感じます。そのような兆候も既に2007年頃からあったようで、筆者はネットに飽きてきた人達が回帰してきているのではないかと考察しています。読者を巡る環境の変化に加え、出版界の問題(特に再販制度)など多方面から考察しており、とても面白い内容です。
筆者による現代の読書事情(抄出)
・新刊洪水の要因は再販制度にある。
・自費出版ビジネスの問題点、書きたい人は増えるが読みたい人は減っている現状。自費出版は制度にも問題がある。
・ネット小説は一時期メディアに取り上げられたが、その後は思ったほど売れていない。
・フリーライターが増加しているが、続けるには書き続ける能力と経営感覚が必要。
・編集プロダクションは出版社には便利な存在で増加している。実態は過酷な条件での仕事が多い。
・情報の無料化(フリーペーパーなど)のからくり。無料だけれど、その費用は結局読者が払うことになる。
・朝読が学校で実践されるようになってきた。若者の読書離れと言われるが、このような活動は効果がある。朝読をやるようになって、生徒が落ち着いて勉強できるようになった。
・親が本を読まない家庭で、子供に読書させようとしても説得力がない。
・出版界は、読者の本離れを本が売れない理由に挙げているが、きちんと統計を取っていないなど業界として努力が足りない。
・新書がブームで各社で競って新刊を出しているが、内容は薄っぺら。しかし若手の学者にとっては良い発表の場となっている。
・独自のセレクトによる新しい業態の本屋も増加している。書店の活性化のアイデアとして注目。
・いろんな基準による文学賞があることは良いことである。文学賞は芥川・直木賞だけではない。ノミネート作品が発表されると、大量発注・大量返却(外れた作品)が発生するが、これは書店にとって悪しき習慣。
・ベストセラーになるには、読者が「飛びつく」感覚が必要。


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中京競馬場訪問記

2013年07月07日 | Horse Racing
夏競馬のシーズンは、首都圏開催が無いので例年オフシーズンにしています。
この期間は競馬の事は忘れて遊びに出掛けたりしていたのですが、最近は旅行をしても足が向くのは競馬場になってしまいます。行った事が無い競馬場を巡ってみるのも、競馬の楽しみ方のひとつです。

今週は、競馬仲間と一緒に昨年リニューアルされた中京競馬場に行ってみました。
出発は午前5時。圏央道、中央道、名古屋高速を使って、中京競馬場到着は午前11時。途中で朝食や休憩を1時間ほど取ったので、実質は5時間のドライブでした。

中京競馬場への誘導路。建物の雰囲気は中山競馬場に似た印象です。


スタンドは2つあって、入り口側は空調が効いた屋内型のスタンド。
コース全体が見渡せますが、ゴールの少し先にあるため、直線の叩き合いの様子はやや見難い印象でした。ただこの日は猛暑のため、多少見辛くても空調が効いたこのスタンドから動くことができませんでした。


昨年改修されたもうひとつのスタンドは、キレイで見易いレイアウトになっています。
但し、東京競馬場のフジビュースタンドと同じオープン型の座席のため暑さには参りました。


長い直線は、東京コースに次ぐものだそうです。
コース幅は違いますが、確かに雰囲気は良く似ています。


パドックはとても見易いです。中山競馬場よりも広く、東京競馬場よりも近くで馬の様子を見ることが出来ます。
総じて地方の新しいJRA競馬場のほうが、パドックの見易さでは良い印象です。


名鉄の車両が展示してありました。子供の遊び場でしょうか。


スタンドの遠景。新しさを感じさせるデザインです。周辺も広々としています。


馬名の入ったゼッケンを抽選でプレゼントしていました。無料なので応募しましたが、残念ながらハズレでした。


新馬戦のパドックの様子。この中に来年のクラシックG1馬が居るかもしれません。
1番人気の武豊騎手とトラディション。結果は3着。でもパドックでは良い雰囲気でしたから、いずれ勝ち上がってくるでしょう。


場内には、大型スクリーンの観客席もありました。まるで映画館のような雰囲気です。
開催が無い時は、ここがウインズの目玉として使われるのかもしれません。


メインレースを勝ったプリムラブルガリス。小牧騎手の見事な騎乗で勝利を収めました。舌を噛みそうな名前の馬ですが、この先が楽しみな馬です。


帰りは大渋滞。競馬場の前には商店街がありました。
しかし、看板の前のこの複雑に絡み合った電線。何とかならないのでしょうか。


帰路のパーキングにて。一日の終わりを感じます。


帰りは、競馬場の渋滞を抜けるとあとは順調そのもの。
午後5時に出発し、途中で夕食を取ったり、新東名のパーキングでお茶して午後12時に帰宅しました。


本日の成果は、他の競馬場での開催も含めて10レースに投票して3回的中。しかし、回収率は60%でいつもの通りでした。

残すは、関西2競馬場と小倉、札幌。車で行けない競馬場ばかりです。

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