キマグレ競馬・備忘録

競馬、MLB、スポーツ観戦、趣味など気になる事を書いています。

2013ジャパンカップ

2013年11月25日 | Horse Racing
今年のジャパンカップは、ジェンティルドンナが優勝しました。

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【ジャパンC】1番人気ジェンティルドンナがJC史上初の連覇!
 名牝が快挙を果たし、復活した。外国馬3頭を迎え、「第33回ジャパンC」が東京競馬場で行われ、ライアン・ムーア(30)へと乗り代わった1番人気ジェンティルドンナが好位から早めに抜け出し、ゴールまでしのぎきってJC史上初の連覇。1年ぶりの白星で完全復活を遂げた。今後、有馬記念には出走しない見通しで、今年2着に敗れたドバイシーマクラシック(14年3月29日、メイダン)でのリベンジを目指す。鼻差の2着は3歳馬デニムアンドルビーでJC初の牝馬ワンツー。2番人気ゴールドシップは全く見せ場なく15着に失速した。(スポニチアネックス)
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今年のジャパンカップは、1番人気のジェンティルドンナがハナ差で1着となり、JC史上初の連覇を達成しました。下馬評では、ゴールドシップとエイシンフラッシュが10倍以下のオッズで人気を集めていましたが、この2頭は予想しないレース展開で、自分の勝ちパターンに持ち込めず、自滅したような印象でした。
このレースを見た印象として、昨年のような白熱のマッチレースでもなく、断然の強さを感じさせる馬もなく、人気の主役達が見せ場なく負けてしまったような不思議なレースだったように思います。勝ったジェンティルドンナも、3歳牝馬を相手にハナ差のヒヤヒヤの勝利で、あと1歩ゴールが先だったら完全に差されていたと思います。そこは、距離を読みきった騎手の上手さなのかもしれませんが、昨年のオルフェーヴルを破ったような強さは全く感じられませんでした。それはともかく、これでG1を5勝して、来年のドバイが楽しみになりました。しっかり調整して、ドバイ再チャレンジに期待したいです。

ちなみに応援していたのは、ゴールドシップとエイシンフラッシュ。自分の好みのタイプの馬でしたが、どちらも意外な展開で惨敗してしまいました。ゴールドシップは、好不調の波が大きくなったような印象です。今回は最後方からのレースでしたが、全くヤル気が感じられませんでした。この馬は右回りのレースで好成績を収めているので、コースとの相性に左右されやすいのかもしれません。次回、もし有馬記念に出てくれば、右回りのコースでの変わり身に期待したいです。
エイシンフラッシュも状態は悪くなかったようですが、スタートが良過ぎて、逃げ馬の形になってしまったのが敗因だと思います。それが全てでした。毎年秋の日本で大活躍するデムーロ騎手も今年はあまり上手くいっていないような感じです。
2着のデニムアンドルビーは惜しいレースでした。東京のような広くて直線の長いコースが合っているのかもしれません。今年の3歳馬も意外に強いようです。また3着のトーセンジョーダンの復活は嬉しい誤算です。この馬も好きなので、もう一つG1を勝って欲しいです。
いずれにしても、今回出走した馬達やキズナ、引退するオルフェが出走予定の有馬記念がとても楽しみです。



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本「日本はなぜ貧しい人が多いのか」 

2013年11月23日 | Book

大和総研のアナリストによる日本経済を統計データで読み解いた本。一般に流布している情報には、統計的な裏付けのない情報が有り、統計データを分析してみると違った結果になる場合がある。
例えば、国の財政上、人口減少が問題だと言われて少子化対策が行われているが、統計では人口減少よりも高齢化の方が問題で、高齢者が増えることによる財政負担の影響の方が大きい。高齢者優遇の制度を改めることのほうが、少子化対策よりも効果的というのが、統計データから得られた結論となる。マスコミなどが取り上げる情報には、データの裏付けが無いものがあるので、論旨の基となった情報をきちんと把握する必要がある。
この本を読んでいて、ところどころ論理の飛躍がある分析もあり、違和感を感じることがあった。例えば、外車の販売台数で所得の地域格差を測ることができると筆者は述べていますが、外車は必需品ではなく嗜好品であり、お金があっても買わない人がいる。また、日本全国に均一に外車販売店が分布していれば、筆者の言うように地域格差の測定もできると思いますが、販売店の無い地域の人達はお金があっても外車が買えないわけで、やや現実とは違和感のある考察であるように思った。
統計の観点から、いろいろな日本社会の見方があることを教えてくれるとても面白い本ですが、同時に統計データの解釈の難しさも感じました。


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今年の紅葉 紅葉見ナイト

2013年11月18日 | Horse Racing
競馬を見た後は、毎年恒例の森林公園「紅葉見ナイト」でライトアップされた紅葉見物に出掛けました。
例年よりイルミネーションが地味な感じで、紅葉もまだ青葉が多かったような気もします。
おそらく来週あたりが見頃ではないかと思います。













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2013 東京スポーツ杯2歳S

2013年11月17日 | Horse Racing
朝から東京競馬場へ行って来ました。
天気は快晴、風も無くてスタンドも暖かく、絶好の競馬日和でした。
この日は、1番人気の馬が人気通りに来ないレースが多かったようで、2~5番人気の馬をワイドのボックスで買っていたら、よく当たりました。(配当はボチボチですが、、)
開催後半になると、馬場のせいか不人気の馬にもチャンスが巡ってくるようです。
最終レースでは柴田大知騎手の応援のつもりで買ったら、見事1着。美味しい配当を頂きました。メインは外したけれど、リベンジで応援して気分が良かったです。

東京スポーツ杯は、蛯名騎手のイスラボニータが優勝。内枠を上手く走って、クビ差で勝利しました。
ちなみに馬名の意味はスペイン語で「美しい島」のことだそうです。マドンナの「ラ・イスラ・ボニータ」という曲もありましたね。覚えやすい名前です。

応援していたのは、柴田騎手のプレイアンドリアル。地方競馬から参戦した馬ですが、勝ったイスラボニータと遜色ない素晴らしいパフォーマンスでした。
既に東京競馬場で2度レースして場慣れしているイスラボニータと違って、初めての東京競馬場での僅差の2着ということで、今後に大いに期待が持てそうです。
この馬の参戦で、地方競馬を盛り上げていって欲しいです。

写真は、東京スポーツ杯に参戦した2歳馬達。この中に来年のダービー馬は居るのでしょうか。





勝った蛯名騎手と、惜敗の柴田騎手。




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2013 エリザベス女王杯

2013年11月11日 | Horse Racing
エリザベス女王杯は、メイショウマンボの圧勝でした。
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<エリザベス女王杯>メイショウマンボが優勝 G1、3勝目(毎日新聞)
 牝馬G1の第38回エリザベス女王杯(1着賞金9000万円)は10日、京都競馬賞の芝2200メートルに18頭が出走して行われ、2番人気の3歳馬、メイショウマンボが2分16秒6で優勝し、オークスと秋華賞に続きG1、3勝目を挙げた。騎乗の武幸四郎騎手は、このレース初勝利。
 道中は中団を追走し、4コーナー付近で徐々に前に進出。直線に入ると早めにスパートし、2着のラキシスに1馬身4分の1差をつけた。アロマティコが3着に入り、1番人気のヴィルシーナは10着に敗れた。
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今年のエリザベス女王杯は、本命馬不在の混戦と思われましたが、3歳牝馬G12勝のメイショウマンボが直線で抜け出して優勝しました。今年の3歳は抜けた馬がいないとの評価でしたが、この馬だけは別格だったようです。強みは常に好位置をキープできることと、加速時の瞬発力の違いにあるようで、同じような位置でレースをしていた1番人気ヴィルシーナやホエールキャプチャをあっという間に置き去りにしてしまいました。昨年のジェンティルドンナほどの切れ味は無いけれど、長く良い脚を使えるタイプのように見えます。これから牡馬との対戦になると思いますが、今後のレースが楽しみです。
応援していたのは、いつものようにホエールキャプチャでした。このレースでは、馬場の悪化が不利な方向に働いてしまい、持ち味を生かすことができませんでした。好調だっただけに、残念な結果でした。これは他の馬にも言えることかもしれませんが、できれば良馬場で見たかったのが本音です。
でもレースは穴馬が2,3着に入って、とても面白かったと思います。

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本「転回期の科学を読む辞典」 

2013年11月11日 | Book

辞典というタイトルですが、これはキーワード別の科学エッセイです。科学エッセイと言っても、科学用語ばかりでなく倫理や講義、価値、驚きといった科学とはあまり関係なさそうな言葉が並んでいます。科学者の観点で見た博物学的な記述が多いのが特徴です。
著者は、宇宙物理学の教授ですが、自身の業績にはあまり触れる事なく謙虚に物事を観察していることに好感を持ちました。素人にはなかなか判りにくい専門的な記述もありますが、科学の歴史や最近の動向等で、なるほどと思うような視点や記述があって、とても面白く読めました。また各項目に著者自身の「定義」があって、これは日常生活でも使えそうです。


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本「定本・長嶋茂雄」

2013年11月08日 | Book

長嶋茂雄の人間的魅力を知る本。 古本屋で見つけた。
大の長嶋ファンでありながら長嶋茂雄の変なエピソードを公にしたのは、ビートたけしだったと思う。彼を知る関係者の誰もが「言わない約束」にしていた長嶋の奇行をバラしてしまってから、いろいろな人が偉大な英雄・長嶋のおかしなエピソードを語るようになってしまった。
この本では、長嶋ファンを自称する人達が愛情を込めて、彼のエピソードを披露している。長嶋はとにかくプロとして「観客を楽しませる」ことに情熱を傾けた選手で、そこには彼らしい演出があった。三振する時にヘルメットを飛ばすのも自らのスイングの凄さ見せる演出で、緻密に計算されたものであった。(と、本人が語っている)現代の品行方正な選手と違って、ただ試合に勝つだけでなく、自分の個性を発揮して観客にアピールし、楽しませることがプロの仕事と考えていたようだ。とにかくエピソード満載で面白い。長嶋は何も言わないけれど、ガッツポーズでしか自己表現できない現代の選手には、プロとして物足りなさを感じているかもしれませんね。


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本「騎手の一分」 

2013年11月07日 | Book

藤田騎手はとても個性の強い騎手だが、この本を読むと渾名とは違って至って真面目な感じを受けた。毎年のようにフェアプレイで表彰され、重賞もデビューから20年も継続して勝っており、騎乗技術もモラルも実績にも自信があるから、このような本が書けるし、競馬ファンの間で評判になるのだろう。
この本では、競馬システムの紹介、現在の競馬興行の傾向、騎手仲間のことや騎乗技術のことを思いつくままに?褒めたり批判したりしているけれど、総じて批判の矛先はJRAの不合理な制度に向けられているようだ。
JRAの制度批判は、馬主からも競馬記者からもあるが、所属する当事者もいろいろな問題を抱えながら騎乗を行っている。騎手減少の問題、若手騎手育成の問題、乗り替わりの多さ、エージェント制度、調整部屋の問題など、将来の競馬興行に関わる懸案について、自身の見解や不満を述べている。
率直な感想として、彼の不満もよく判るし、競馬をより良くしたい気持ちもよく判る。でも本文中に何度も書いているが、「俺はいつでも辞められる」というスタンスで物を言っても、何も変わらないような気もする。もし競馬興行が利益を求めないボランティア事業であれば、彼の意見を取り入れた制度にできるかもしれないが、ギャンブルでは、誰もが利益重視であり、不合理であっても興行主のルールに従うしかない。もし彼が本気でJRAの制度を変えたいのなら、JRA組織の頂点に立って提言するしかないのでは、と思った。
それはともかく、騎手の裏事情がよく判って、一競馬ファンとしては面白く読めました。


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本「山頭火」

2013年11月03日 | Book

漂白の詩人と呼ばれた種田山頭火の生涯と自由律俳句を紹介した本。
主に関東以西の日本をさまよい歩いて、自分の思いを素直に句にした山頭火の俳句は、とても自然で心に染みてきます。高校時代に、有名な「分け入っても分け入っても青い山」という句を教わった時、松尾芭蕉や小林一茶の俳句にはない新鮮な印象が残ったのを覚えています。俳句の型にとらわれないこのようなジャンルがあることを知って、俳句の更なる奥深さを知りました。
それはともかく、フラフラと日本中を巡って俳句を作り続けた山頭火の人生も面白い。旅の途中で自分のことを考え、「腹を立てない、嘘を言わない、物を無駄にしない」という誓いを立てます。逆に言えば、誓いを立てなくてはいけないような行状の人物であったということです。この本では、彼の作品鑑賞が中心になっていますが、山頭火の生涯についてもザックリと解説しています。山頭火について少しだけ知りたい人向けの入門書です。


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