なごみのとき

ホッとするデジカメひとコマ日記

ヒメオドリコソウ(シソ科・オドリコソウ属)越年草

2017-03-22 16:07:40 | 草花
 公園には、ヒメオドリコソウが集まって生えている所がありました。
紫蘇のような赤紫がかった葉が重なり合うようにつき、葉腋からピンク色の唇形花が見えます。
カメラの位置を低くして、下から上唇と下唇の間を覗き込んでみました。
すると、上唇の内側に何やらオレンジ色の粒が見えました。
家に帰ってから調べてみると、これが、雄しべの葯で、4個あるということです。
オレンジ色に見えたのは、花粉の色でした。
花粉の色も植物によっていろんなのがあるのですね。
雌しべは雄しべの下にくっつくように伸びてきて、先端が2裂し、垂れ下がっています。
 花の形が傘をかぶった踊り子のように見えるので、この名がつきました。同じ仲間の
オドリコソウは、緑色の葉ばかりで、草丈もずっと大きいです。




















フラサバソウ(オオバコ科・クワガタソウ属)越年草

2017-03-21 13:21:23 | 草花
 初めて、フラサバソウと出合いました。公園の生け垣の下です。はじめは、オオイヌノフグリに似ているけど、随分小さな花だなあ・・と思ってカメラを向けていました。
家に帰って、画像を拡大してみると、茎にも葉にも萼にも毛がいっぱい生えているのがよく見え
ました。ネット検索で、フラサバソウと確認しました。
それにしても、こんなに小さな花だったのですね・・・。
花のつくりはオオイヌノフグリとよく似ていて、花冠の4個の裂片の内、1個だけ細いのも同じ
です。但し、こちらは、雄しべの葯の色が明るい水色をしていて、目立ちます。
オオイヌノフグリの葯は、濃い藍色でした。また、フラサバソウは、花冠の裂片の間が少しだけ
離れて、あいています。
果実は、オオイヌノフグリのようにいわゆるふぐり型でなく、四角張って丸く膨らむそうです。
探しましたが、ここでは、見つかりませんでした。


























マンサク(マンサク科・マンサク属)落葉小高木

2017-03-20 19:40:07 | 樹木
 わが家のマンサクの花が満開になりました。
リボンのような縮れ花弁が伸びて、黄色い色も濃くなり、晴れた陽射しの中で綺麗に見えます。
 マンサクの花は、一つの花柄に2~4個の花が固まってついています。
黄色い花弁は4枚で、赤褐色の萼片も4枚です。
雄しべは、内側に丸まっていますが、4個で、葯からは黄色い花粉を出しています。
雌しべは、2本の花柱があります。
 この花は、あまり香りが強くないので、マンサクだと思いますが、シナマンサクとの違いが
あまりよくわかりません。

























寒さに耐えて・・・。

2017-03-17 12:31:56 | 草花
 今まで、草花は、花ばかり撮ることが多かったのですが、寒い時の株の様子にも興味を持ち始め
ロゼット葉を探してみました。
イネ科以外で、越年草・多年草と区分される草花は、秋に芽を出し、ロゼット葉を広げ、寒い冬を
耐えるようです。雪の下になっても、枯れることはありません。
この方が暖かくなって、いち早く茎、葉を伸ばし、開花結実するのに有利です。
前回のオオイヌフグリは、暑い夏は、地中の根だけになって夏をのりきるそうです。
教えて頂いて、ぷっくり膨らんだ果実を見つけることが出来ました。




キランソウ





キランソウ





スイバ





ミチタネツケバナ





ナズナ





キュウリグサ





オオイヌフグリ果実













オオイヌフグリ(オオバコ科・クワガタソウ属)越年草

2017-03-15 15:51:05 | 草花
 晴れた日に公園でオオイヌフグリを撮りました。
青い可愛いこの花は、道端にも野辺にも至る所に広がっているのがよく見られます。
茎は、地を這って横に伸び広がり、あまり高くは立ち上がりません。
 雄しべは2個で、内側に向き合ってカーブしています。黒い葯が割れて白い花粉を出しているのが
見られました。雌しべは1個で、雄しべとは微妙に違った角度で伸びています。
 4裂している花冠の裂片は、大きさが同じではなく、1個だけやや細いようです。そして、
雌しべは、この細い裂片の方へ傾いているように思いました。
 花は、一日花で、日光の射す時だけ開きます。萼が閉じて、花冠がポロリと落ちる時、自家受粉を
する場合も多いということです。花冠裂片の大きさの違いは、この自家受粉に都合よくなって
いるのかも・・・と、思いました。
 ぷっくり膨らんでいる果実はないかと、探したのですが、見当たりませんでした。