なごみのとき

ホッとするデジカメひとコマ日記

ホソムギ(イネ科・ドクムギ属)多年草

2019-06-12 17:06:47 | 草花
 田んぼ沿いの道端には、ホソムギがたくさん生えていました。
雄しべの葯が風にひらひら揺れています。葯は、1個の小花から3個ほどずつ花糸に
つながってぶら下がっています。開いた小花の中には、白いブラシのような雌しべも
見えていました。
 ホソムギの小花には、芒がないとのことで、これは、ネズミムギではなく、ホソムギ
だろうと思いました。交配種も多いとのことで、正確にはわかりません。
ホソムギは、もともと牧草として栽培されていたものが、広く野生化しているとのこと
でした。






























アメリカフウロ(フウロソウ科・フウロソウ属)越年草

2019-06-11 13:36:35 | 草花
 田んぼ道の道端に、いろいろな雑草に混じって、アメリカフウロが果実を稔らせて
いました。種を弾き飛ばした御輿の姿になったものは、殆ど見つけられませんでした。
種が熟す頃には、アメリカフウロの葉は、綺麗に赤く染まってきます。
手のひらを広げたような葉の形が独特なので、他の草とは、すぐに見分けがつきます。
葉の縁は、紫色で縁取りしたように見えます。
花は、直径5mmほどの淡紅色の5弁花で、まだそこここ其処此処に咲き残っていました。
 アメリカフウロは北アメリカ原産の帰化植物で、戦後に牧草と共に持ち込まれたと
いうことです。



































アカバナユウゲショウ(アカバナ科・マツヨイグサ属)多年草

2019-06-10 16:13:49 | 草花
 アカバナユウゲショウは、南アメリカ原産で、明治時代に渡来した帰化植物だという
ことです。この花を覚えてから、あちこちの道端などで、よく見かけるようになりました。
可愛い花ですが、かなり繁殖力の強い植物のようです。
 ユウゲショウという名前ですが、昼間から普通に咲いています。
4個の花弁には、赤い脈が目立ち、雌しべの柱頭は、大きく4裂しています。
雄しべは8個で、葯には白い粘着糸に繋がったような花粉が見られます。蜘蛛の糸のように
雄しべ同士にも絡まっいます。
このような粘糸に繋がった花粉は、他のマツヨイグサ属の花にも見られます。






























オヤブジラミ(セリ科・ヤブジラミ属)越年草

2019-06-09 16:46:15 | 草花
 沼の水辺近くに、オヤブジラミの群生している所がありました。
葉は、3回3出羽状複葉で、小葉は細かく裂けています。
小花序に果実が4個ほどついていました。果実の表面には、カギ状の毛が密生しています。
これで、動物の体や人の衣服にくっつくのですね。
果実は熟すと中央軸で、2個の分果に分かれます。
これよりやや遅れて咲いてくるヤブジラミは、果柄が短く、小花序にたくさんの果実が
つきます。






























センダン(センダン科・センダン属)落葉高木

2019-06-08 16:52:22 | 樹木
 久しぶりに訪ねた曾根沼公園は、綺麗に草刈りがされて、以前に観察していた草花も
すっかり姿を消していました。
 ふと見ると、枯れた草の上にセンダンの花がいくつか落ちていました。見上げると
高い木の上にセンダンの花がたくさん咲いています。センダンの花の季節が来ていたのです。
センダンは、大きな2~3回羽状複葉の葉が、ふさふさと茂るのですが、ここの木は、
高い所で枝を広げています。
 遠くからの撮影なので、詳しい花の写真は撮れませんでしたが、一つ一つの小花は、5個の
花弁を開き、雄しべが紫色で、合着して、筒状に突き出しています。雌しべはこの中にあると
いうことです。