なごみのとき

ホッとするデジカメひとコマ日記

トキワハゼ(ハエドクソウ科・サギゴケ属)一年草

2019-11-14 19:44:01 | 草花
 田んぼの縁では、雑草に混じってトキワハゼの花も見られました。トキワというだけ
あって、春から秋の終わり頃まで、長い間、花を咲かせます。
 トキワハゼはサギソウのように横に這う枝を伸ばしていきません。茎は根ぎわに集まる
葉の間から伸び、直立して少数の枝を出します。茎の先に総状花序をつくり、まばらに
花をつけます。
花の上唇は、わずかに切れ込み、下唇は3裂します。下唇の中央部は隆起し、黄色い
斑点があります。
葉は、根ぎわのものは大きくて対生し、上部では、小さくて互生しています。
ラストの写真はちょっとわかりにくいですが、葉の様子を撮ったものです。

























アキノタネツケバナ(アブラナ科・タネツケバナ属)一年草

2019-11-13 14:14:37 | 草花
 田んぼの縁のいろんな草に混じって、タネツケバナのような花も咲いていました。
雑草の中には春の花でも、今時分から咲いているのも多いので、タネツケバナも
秋から咲くのもあるのかな・・と、思っていました。
 調べてみると、秋に咲くアキノタネツケバナという種類があることがわかりました。
羽状についている小葉が、全て掌状に浅く裂けていること、茎に白い毛が生えること
などが特徴だということです。



































ハナイバナ(ムラサキ科・ハナイバナ属)1~越年草

2019-11-11 14:24:05 | 草花
 田んぼの縁の陽だまりにハナイバナの花がまだいくつか咲いていました。
春から見られる花なのに、こんなに長く咲いているというのは、春に出来た種から芽生えて
成長した株かもしれません。
 ハナイバナの花は、茎の上部、苞葉の葉腋に花をつけます。サソリ型花序を伸ばす
キュウリグサとは、花のつきかたが違っています。
また、キュウリグサの花は、花の中心のりん片が黄色ですが、ハナイバナのりん片は、
花弁と同じ淡青色をしています。
茎には上向きの伏毛が多く見られます。葉の縁にもやや長い毛が生えています。
 花の直径が2~3㎜のとても小さな花ですが、マクロレンズで、近寄って撮りました。






























ヤナギタデ(タデ科・イヌタデ属)一年草

2019-11-09 09:38:02 | 草花
 刈り取りの終わった田んぼの縁にヤナギタデが咲いていました。
アカマンマとも呼ばれるたくさんのイヌタデに混じって、少し花の様子が違っています。
イヌタデは花序にびっしりとたくさんの蕾や花後の実をつけていて、花序がやや短く、
まっすぐになっているようです。
ヤナギタデは、花序が垂れ下がっていて、花がまばらについていました。何となく上品な
感じがします。葉に辛みがあって、若い葉が刺身のつまなどに使われるとか・・。





























イヌタデ





イヌタデ




アキノノゲシ(キク科・アキノノゲシ属)1~越年草

2019-11-07 17:05:28 | 草花
 田んぼ道に茎を高く伸ばしたアキノノゲシが、まだ所々で花を咲かせていました。
アキノノゲシは、舌状花ばかりが集まっていて、筒状花はありません。
蕾の時の総苞は、円筒形をしていますが、花が萎んだ花後は、だんだん下部が膨らんで
とっくり型になってきます。
冠毛の開いた様子はタンポポに似ています。風が吹くと、扁平な種をつけて飛んで
いきます。