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最近見たオークション出品の東南アジア古陶磁・#41

2022-05-29 07:46:37 | 東南アジア陶磁

以下、3点紹介する。最初はサンカンペーン古窯のいわゆる『犬の餌鉢』と呼ぶ、無装飾の青磁盤である。犬の餌鉢の多くは、青磁釉の還元度合いが低かったり、釉薬中の鉄分が少なく肌色に発色しているが、下写真の鉢は還元焼成され青磁色に近い発色をしている。

次もサンカンペーンの褐釉双魚文盤で、これも本歌で程度がよさそうである。この手の盤は、十数年前のチェンマイでは日本円で3万円は下らなかっったが、オークションの落札価格は十分の一である。今日タイでは幾らするのか、次回訪タイ時の要確認項目である。

次は、シィサッチャナーライの刻花文青磁玉壺春瓶である。シィサッチャナーライは専門外ではあるが、本歌であろう。それなりのものと思われるが、落札価格までは確認していない。

<了>

 


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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんにちは (の~んびり タイランド 2)
2022-07-02 19:42:08
こんにちは。
タイの骨董価格は暴騰しています。良品は恐ろしくて値段を聞くのも躊躇します。兎に角商品が無くなっています。
サンカローク青磁瓶の真贋は分りませんが、本歌で完品なら30万円はするでしょう。
先週メーソートで交趾焼の鳥形水差が出土しました。ネットオークションに全く同じ形状のものが1500円で出品されていました。身体が黄褐釉、羽が濃い緑の2色ですが、出土品は身体は明るい緑、羽は緑、黄、茶色の塗り分けで価格は100倍です。考古学的に貴重な品ですが...

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