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鳥取市・賣沼(めぬま)神社

2020-05-25 09:44:42 | 因伯二州

昨日、京都からの戻りは鳥取経由とした。鳥取市河原町の賣沼神社に寄ってみた。

賣沼神社とは祭神が八上比賣(八上姫)である。大国主命と因幡の白兎神話を御存知の方も多いと思われるが、大国主命は白兎を助けられたのち八上比賣に妻問され結ばれた。

しかし八上比賣は、本妻・須勢理毘賣命の嫉妬を怖れ、御子神である木俣神を出雲に残し、故郷にお戻りになった。その八上比賣を祀るのが賣沼神社である。

境内には、千年杉とは云わないが、樹齢100年はゆうに超える御神木が屹立する。

社殿は何の変哲もないが、神社の本殿は大社造りが当たり前の出雲の神社を見慣れていると、当該賣沼神社の本殿が新鮮に映った。

社殿脇には曳田川が流れ、その対岸は八上比賣の墓といわれる嶽古墳を見ることができる。

しかしながら、八上比賣には申し訳ないが、比賣の幻想は浮かばなかった。

<了>

 


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