徒然なか話

誰も聞いてくれないおやじのしょうもない話

最近 最も感動した話!

2014-01-07 15:53:46 | テレビ
 最近、NHK-Eテレの「スーパープレゼンテーション」でクラシック指揮者、ベンジャミン・ザンダーが語った話に感動した。それはザンダーがある女性から聞いて感銘を受けたという話で、自身の教訓にしているという。
話を要約すると・・・

 彼女は15歳の時に8歳の弟と一緒にアウシュビッツに送られた。姉弟の両親はとうに亡くなっていた。彼女がアウシュビッツへ向かう列車の中で、ふと弟の足元を見ると靴を履いていないことに気付いた。彼女は「あなたはなんてバカなの!どうしてキチンと自分の持物を持っておくことができないの?」と弟をなじった。これが弟にかけた最後の言葉となった。彼女は幸運にもアウシュビッツから生還できたが、弟は帰らなかった。彼女は後悔した。そして誓った。誰かに言葉をかける時、もしそれがその人への最後の言葉になったら後悔するような言葉は絶対にかけまいと。