※背景(しぇがさん/写真AC)
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選者は初級者部門は家藤正人先生、中級以上部門は夏井いつき先生です。
4月の兼題は季語【山笑う】春(地理)でした。
※俳句歳時記
春の山の明るい感じをいう。
🔶北宋の画家郭煕(かくき)の『林泉高致』の一節に「春山淡治(たんや)にして笑ふが如し 夏山碧翠として滴るが如し 秋山明浄にして粧ふが如し 冬山惨淡として眠るが如し」とある。
そこから季語になった。➡山滴る(夏)・山装ふ(秋)・山眠る(冬)
例句:【故郷やどちらを見ても山笑ふ/正岡子規】
妹の句:山笑う六十路のスニーカーは武器(初級者部門/入選)見出し
私の句:リュック紐キリと結べば山笑ふ(初級者部門/入選)
※背景(yovenさん/写真AC)
山笑う(春)・山滴る(夏)・山装う(秋)・山眠る(冬)
先月の「花鳥風月」に続き今月は「春夏秋冬」でした。
どちらも良い響きの言葉です。
このごろ、遅まきながら旅行するようになり、山にも行く機会もあって(あまり高い山ではありませんが…)リュックも3個ほど買いました。
低い山でもこの歳になると「さあ行くぞ!」と意気込みが必要で、リュックの紐を締める…そんな所作を詠って見ました。
山笑う季節は「花が咲くのも、緑になるのも、これからだ」とほほ笑む季節のようです。
次の兼題は【南風(みなみ)】(三夏/天文)締め切り6月19日、発表7月22日です。