気がつけば思い出Ⅱ

日々の忙しさの中でフッと気がついた時はもう
そのまま流れていってしまう思い出!
それを一瞬でも残せたらと...。

はじめての俳句🖊3~冬の虹

2021年02月27日 | 喜代の俳句

雨風の合間にかかり冬の虹

季語:冬の虹(冬)

単に虹といえば夏の季語であるが、まれに見る冬の虹もまた美しい。※歳時記

作品の背景:先日(2月15日)ゴミを捨てようと台所から外へでると燐家の屋根上に綺麗な虹がかかっていた。

これがまれな冬の虹…と思い、これは俳句にせねば…と詠んでみた。

提出した句:雨風の向こうに見えし冬の虹

先生の添削:素敵な場面に出合われましたね。その感動を作品にされた姿勢に関心しました。

このままでも状況はよくわかりますが、少し表現を変えてみました。

「雨風の向こう」だと雨風の最中に虹がかかっているようで、やや分かりにくいかもしれません。

<雨風の合間にかかり冬の虹>とも詠めそうです。

先生の例句:<雨風のかなたに生まれ冬の虹>

「かなたに生まれ」という言葉でぐっといい感じになるんだ…。

      

俳句のときに使うペンネームのことは(俳号)と言うらしい。

例えば有名な人で(虚子、芭蕉、久女、子規)などのような…。

インターネットなどで使うハンドルネームに近い役割を担っているようなので、

私の俳号は(雛子=ひよこ、ひなこ、ひよっこ)なんていうのはどうかな?と思いついた。

永遠にひよこのままかもしれない私には、なかなか面白いと思うのだけれど…

でも母さんに「俳号なんてまだ早い」と言われそうなので、暫くは(喜代)でいいかなぁ・・・。

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野火をお題にした母の句~消えゆく里山の風景

2021年02月24日 | 伊代の俳句

g-graphicaさん/写真AC

主替る畦を一途に野火走る

持ち主の替った田んぼの畦道を 一直線に野火が走っている

その火が枯草を焼き尽くした後に 新しい草が生え だんだんと春になって行く

季語:野火(春)

「野焼く(のやく)」草生えをよくし、害虫を駆除するため、春先に野や土手などの枯草を焼き払うこと。

野火は野焼の火の意。※俳句歳時記

この句に合うような背景写真を探したが、なかなか見つからなかった。

その筈、野焼きは今から20年ほど前に一部例外を除き法律で禁止されていた。(平成13年-西暦2001年4月から直罰規定)

母がこの句を詠んだのは多分30年くらい前(60歳代)で、そのころは当たり前のようにこんな風景を見かけたのだろう。

私も見たことがある。

ではなぜそんな法律ができてしまったのだろうか?

ひとつに、地球規模で自然が昔と違ってきたということだろう。

実家のある北埼玉でも突然、竜巻のような突風が吹くので火災でも起きたら大変なことになる。

実際、数年前に伯父の家の屋根が突風で飛ばされ数軒先のマンションの出入り口を塞いだ事件?があった。

そしてまたひとつに、田んぼの中にも農家を生業としない住宅がだんだんとに建ってきた。

そこで煙問題も発生した。

このようにいろいろな変化や問題があって、(野火)の風景は(今は昔)になって消えてしまうのかもしれない。

でもこの母の句は好きだ。

(火)の燃える様を想像すると、何故か強い印象を受ける。

そして(一途に…走る)というところ。

本当に一途で、苦労ばかりしていた母を思い出す。

私も一途と言えば一途なのだけれど、ちょとわけわからない人?

人も犬もアニメキャラクターも混ぜこぜ?

例えばナラやコナン、Generationsの片寄君に対して、今はニャンコ先生かな…

全然一途ではないじゃないか?

      

栃木県足利市の両崖山で21日に発生した山火事が4日経った今でも続いているというニュースを見た。

未だ原因不明のようだ。

このような野焼きや山焼きが原因ではないと思うけれど?

避難されている人達がいるらしいので、とにかく早く収まりますように。

昨夜、隣りの空き家の木同士が擦れるギィーギィーとした音を聞いた。

今朝ママに「カルフォルニアの山火事みたいになったらどうしよう…」と言ったら

「そんなわけないでしょう!。けど、もっと乾燥してきたらありうるかも…」と・・・

早めに切らないといけない。

でも誰も居ないけれど他人の家の木だし、どうしたものだろう?

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はじめての俳句🖊2~チューリップ【下萌え】

2021年02月22日 | 喜代の俳句

三つほど芽の出て楽しチューリップ

季語:チューリップ(春)

作品の背景:洗濯物を干すためにベランダに出ると、去年10個植えたチューリップ🌷の芽が3個出ているのを見つけた。

提出した句:プランター三つ芽が出たチューリップ

先生の添削:「チューリップは春の喜びに溢れる花ですね。プランターの芽を見つけた時のときめきの伝わる作品です。

このままでも情景は伝わりますが、プランターの一語を省略、チューリップにポイントを絞って詠んでみました。」

やはり感情を表す「楽し」が入るとチューリップの芽を見つけたときの嬉しさがより伝わるようだ。

      

昨日、今日と4月並みの暖かい日となったので、先日から遣ろうと思っていた菊の植え替えと草取りをした。

 去年咲いた菊の根本に生えてきた芽を3鉢に分けて植える(鉢が不揃い

秋には綺麗に咲いてくれるといいのだけれど!

      

NHKの俳句番組を視るためにNHK+(プラス)のアプリをスマホとiPadに入れた。

2月21日(日)放送のお題は「下萌(したもえ)」という言葉だった。

何だか良い響きの言葉だったので、さっそく、先日買った歳時記で調べてみた。

早春、地中から草の芽が燃え出ること。

雪国では残雪の下から新芽が顔を覗かせると、春の到来を実感する。

『新古今和歌集』に収められている「春日野の下萌えわたる草のうへにつれなく見ゆる春のあは雪 権中納言国信」は下萌を詠った歌。

との説明があった。

      

何だか和歌もいいなぁ・・・なんて想いながらの草取りで撮った写真。

こんなのも下萌え?の発見だろうか?

 ヒマラヤユキノシタの蕾

 ナズナ(別名ぺんぺん草)の花

(取り去るのが惜しいような可憐な花)

残念ながらまだ、それを見て(一句!)は浮かばないけれど、

のつけどころが違うと、嫌いだった草取りも、ちょっとは楽しみになってくるようだ!

 

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はじめての俳句🖊1~川の鯉

2021年02月20日 | 喜代の俳句

川の鯉何やら元気春来る

だんだんと暖かい日も多くなり そのせいか鯉がいつもより元気そうだ

春に近づいて川の水も温かくなってきたのだろう

季語は春。

今月よりNHK学園通信講座で俳句を始め、初めて詠んだ句。

作品の背景:おつかいの途中

JRの線路沿いに流れる帷子川(かたびらがわ)には鯉がいて、いつも買い物のおりに、橋の上から眺めている。

時折、スマホで写真も撮っている。(見出し写真はその時のもの)

私は下五(5・7・5を順番に上五・中七・下五と言うテキストから学んだ)を(水温む・みずぬるむ)と詠み提出した。

担当して下さった先生の添削は、

「(川の鯉)(水温む)と重ねず、季語を水辺と限らず(春来る・はるきたる)としてみました」だった。

声をだして読んでみるとやはり「さすが先生❣」より春を感じる。

そして鯉もより元気そうだ。

母の句と自分の句を分けようと思い、また何だかカッコイイので、

母の俳句短冊の押印を真似て自分の印鑑も作ってみた(ブログ用)。

  

そういえば、母から(代)の字を貰っていたのだった・・・。

うまく代われてないようだけれど…。

短冊に書けるようになったら、母のように本当のハンコ作ってみたい。

「まだ始めたばかりなのに何を言っているのか!」👈母の声

ほんとにずっと先のことかもしれませんが先に想いがあるっていいなと思う。

とりあえずこれからのブログネタできた。

母さんありがとう。

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こども植物園へ行ってみた~春に向かって準備中(^.^)

2021年02月18日 | 日記

2月も半ば過ぎ、このところ暖かい日も多くなってきましたが、今日はとても寒いです。

こんな繰り返しで、段々と春になっていくのでしょう。

去年の秋、こども植物園に薔薇を観に行ったけれど、この時期はどうなっているのか~

咲いているお花などあるのだろうか?

と先日の暖かい日にお散歩がてらに行ってきました。

スマホで少し写真を撮ってきたので、自分の記録にもと思い載せてみました。

      

 (自然観察林)

落葉樹と常緑樹が半々くらい混じっている。

 (薬草園)

薬草の花はほとんど見られず、近くに菜の花、水仙が咲いてた。

 (梅林)

梅はもう終わりに近づいているのか、まばらに咲いていた。

 (くだもの園)

左の果実は(トキワガキ)とのネームプレートが立ててあった。

右の果実には無かったけれど柚子やみかんではなさそう…橙(だいだい)?

  (メタセコイアの並木道)

落葉樹なのですっかり葉を落としていた。(右に見えるのは展示研修館)

 研修館の側に咲いていた綺麗なお花。

金魚のようにも見えるのでキンギョソウの一種、リナリア?

 温室には一際目を引く、真っ赤なポインセチアといろいろなサボテン。

その中、特に存在感のある丸いおおきなタマサボテンが・・・あった。

 出入り口付近に大きい椿の木があり、青々とした葉の中にぽつぽつと赤い花が咲いていた。

実家の裏山にあった椿に似ている。私は好きだったなぁ。

こんな風に横になった木に咲いていたなんとなく素朴な椿の花。

 (バラ園)

秋に行った時は咲いていた薔薇もすっきり剪定され今は葉一つない状態。

      

まだあちこちが春の準備というところでしょうか。

でも、お花がいっぱい咲く春が楽しみです。

家に籠らなくてはならない生活はまだ暫く続くようなので、

気晴らしに時々行ってみようと思います。

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