気がつけば思い出Ⅱ

日々の忙しさの中でフッと気がついた時はもう
そのまま流れていってしまう思い出!
それを一瞬でも残せたらと...。

俳句🖊24~曼珠沙華

2022年09月25日 | 喜代の俳句

曼珠沙華燃ゆるや歩むその先に

季語:(秋)【曼珠沙華/まんじゅしゃげ】彼岸花・死人花・天蓋花・幽霊花・捨子花・狐花

ヒガンバナ科の多年草で、彼岸ごろ、地下の鱗茎から30~50センチの花茎を伸ばし、赤い炎のような花をいくつも輪状に開く。

花後、細い葉が出て、翌年春に枯れる。地方によってさまざまな呼び名がある。

◇鱗茎は澱粉を多量に含み、有毒だが晒して救荒食物とするため、畑や墓地など人里に近い所に植えられた。※俳句歳時記

    

おととい(お彼岸の中日)にわが家のお墓参りに行きました。

横浜市営墓地には(お茶屋さん)という仕組みがあり、お墓の清掃はお茶屋さんに年間清掃契約という形でお願いしてあります。

いつもはそこでお花とお水、お線香を調達するのですが、わが家のお茶屋さんは丘の上にあり、この日は天候も怪しかったので墓地の近くまで車で行き、

お茶屋さんに寄らず、お水などをキャリーカーに入れお花とお線香を持って行きました。

墓地までの道を歩いていると、道端に赤と白の彼岸花が咲いていました。

彼岸花とはよく言ったものです。

ほんとうにお彼岸の頃に咲きます。

母の句に彼岸花(曼珠沙華)を詠ったものが有ります。

【曼珠沙華炎えつきさうな日でありし】伊代

私も季語(曼珠沙華)で詠んでみました。(見出し)

俳句を載せた写真は妹家の庭に咲いた彼岸花です。

連れ合いを亡くした年に、植えた覚えのないのに生えてきたので、そのままにしておいたところ、毎年花を咲かせるそうです。

彼岸花は種でなく球根なので、どうして生えたきたかは分かりませんが、

別名の(曼珠沙華)はサンスクリット語(manjyusaka)の音写で、「法華経」などの仏典に由来し天界から降った花の一つだと言われているそうです。※Wikipedia

「天界から降った花」何だかいい響きです。

そんなふうに考えるといいのかもしれません。

今年はおはぎは作りませんでしたが、先日友とふたりで行った旅先(野沢温泉)で買ってきた花豆を煮ました。

土産店の方が丁寧に作り方を教えて下さったので、ちょっと時間はかかったけれど美味しくできました。

に味見をしてもらったら「美味しい!😋」って言っていたので、成功だったかもしれません!

明日はもう、今年の秋彼岸は明けます。

今度のお彼岸も実家のお墓参りには行けませんでしたので、また弟にお供え物を送りました。

もうそろそろ父母のお墓参りに行きたい心境になってきています。

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ふたり旅~善光寺・野沢温泉(11)

2022年09月22日 | 旅行

千曲川(飯山市-瑞穂付近)/(9月10日iPhone写)

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ふたり旅〜善光寺・野沢温泉(10) - 気がつけば思い出Ⅱ

やまびこ駅前【上ノ平高原】/(9月10日iPhone写)前の記事🔗ふたり旅~善光寺・野沢温泉(9)-気がつけば思い出Ⅱ長坂ゴンドラから見る野沢温泉の街と山/(9月10日iP...

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宿でキャリーケースを受け取り、野沢温泉ライナー(飯山駅行き直通バス)の乗り場まで着くとちょうど12:00だった。

バス停の向かい側に【L'Atelier KURA(ラトリエ・クラ)】という喫茶店があったのでそこで軽い昼食を摂ることにした。

コーヒーとパン(宿では、朝食も和食だったのでパンを食べていなかったふたり、パンが食べたかったので…

その後、13:00発、野沢温泉ライナー(飯山駅行き直通バス/運賃600円)に乗車した。

千曲川/バスの車窓から(飯山市-瑞穂付近)

千曲川の立て看板

段々と平地になってきた。

車窓越しには、北信州の山並みと田園風景が続く…が今日でお別れ…

バスに乗って約25分、飯山駅に着く。(13:25)

帰りの新幹線(はくたか568号)は(16:06)で、まだ約2時間ほどあるため、観光案内所へ行って案内を受けることにした。

そこで案内されたのが【高橋まゆみ人形館】

タクシーでワンメーターで行けるらしかったので、キャリーケースをコインロッカーに預け、早速駅前からタクシーに乗ると数分で着いた。

タクシーの運転手さんは、折り返し際に「連絡をくれたら、また迎えに来ます~人形館の近くには飯山城跡公園もあるので見学したらいいですよ!」と言い、

その時渡されたポケットテッシュに電話番号が記入されてあった。

【高橋まゆみ人形館】ギャラリーのひとつ※パンフレットより

入館料620円

作品名【会いたかった】

作品名【仲よし】※パンフレットより

いつかどこかで見たふるさとの生活、懐かしい情景。

人形の表情やしぐさが独特な雰囲気を醸し出していて、じっとみると涙ぐみそう…だ。

映像コーナーもあったので視聴した。

作者【高橋まゆみ】さんは現在飯山市に在住で、創作活動をされているようだ。

その後まだ少し時間があったので、タクシーの運転手さんの言っていた飯山城跡公園に行ってみた。

城跡公園への上り道にまだ残っていた、紫陽花

上杉氏の信濃出陣の拠点となり、その後諸氏が交代しながら城主となったという飯山城

飯山城門

城跡公園(遠くに犬の散歩が見える)

見どころはまだある城跡だけれど、時間が限られているので、公園のベンチでしばし休憩をして、人形館のところまで戻り、先ほどのタクシーを呼んだ。

数分で迎えに来たタクシーで飯山駅まで戻る。15:31

コインロッカーから荷物を出し新幹線のホームへ・・・15:40

16:06発の北陸新幹線【はくたか】を待つ。

いよいよ旅の終わり・・・ちょっとホームの窓から飯山の街を写してみた。

パノラマで!

北陸新幹線【はくたか】前方から写そうと構えていたのに、側面しか写せなかった。

 

ともあれ飯山駅16:06発【はくたか】に無事乗車!

旅の終点、東京駅へと向かう!(17:52着予定)

      

長い間【ふたり旅~善光寺・野沢温泉】にお付き合いいただき、ありがとうございました。

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ふたり旅〜善光寺・野沢温泉(10)

2022年09月21日 | 旅行

やまびこ駅前【上ノ平高原】/(9月10日iPhone写)

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ふたり旅~善光寺・野沢温泉(9) - 気がつけば思い出Ⅱ

長坂ゴンドラから見る野沢温泉の街と山/(9月10日iPhone写)前日の記事🔗ふたり旅~善光寺・野沢温泉(8)-気がつけば思い出Ⅱ3年ぶりのお祭りで燥ぐ子供たち(小林一茶...

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長坂ゴンドラ(上り)の映像をお借りしました。※YouTube お時間のある方は見てみて下さい。(約5分42秒)
 
野沢温泉スキー場 グリーンシーズン 長坂ゴンドラリフト(上り線) 2021年7月18日撮影
ゴンドラを降りると目の前一面に秋の花がいっぱい~~!
まるで別世界のような…先ほどの(空中に浮かんだゴンドラの)恐怖が吹きとんだ。
【上ノ平高原(うえのたいらこうげん)】やまびこ駅前
 





 
 
 
 
 

蜻蛉(トンボ)はあちこちで飛び交っていた。
歩き疲れたので、やまびこ駅前に戻り一休みすることにした。
【キッチンセアボス】入口には綺麗に植栽された花鉢
昔のゴンドラ乗り場を改装したらしく、店内はとても広々としている。
スキーシーズンにはいっぱいなるのかもしれないけれど、今は季節外れで、しかもコロナ禍のためか?お客さんはまばらだった。
私たちはゴンドラの見える席で、ソフトクリームを食べることにする。
「は~い、写して~」という友はチョコレート、で…私はクリーム
キッチンセアボスでゆっくりと休憩をした後、もう一度付近を散策すると、こんなものがあった。
これは、【人工降雪機】人工で雪を降らせる機械らしい。
近年の雪不足のために導入されたばかりだそうだ。
一時間ほど秋めく高原の風景を満喫したあと、下りのゴンドラへ乗るために再びやまびこ駅へと戻る。
下りは、このシックなゴンドラがまわってきた。
 
上りに乗ったゴンドラとすれ違う!
慣れたのだろうか?下りだからなのだろうか?下りはそんなに怖くなかった。
長坂駅に帰着(11:24)
その後、宿で預かって貰っていた荷物を受け取り、飯山駅行きのバス停へと向かう。
ふたり旅~善光寺・野沢温泉(11)へ続く・・・
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ふたり旅~善光寺・野沢温泉(9)

2022年09月20日 | 旅行

長坂ゴンドラから見る野沢温泉の街と山/(9月10日iPhone写)

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ふたり旅~善光寺・野沢温泉(8) - 気がつけば思い出Ⅱ

3年ぶりのお祭りで燥ぐ子供たち(小林一茶の句)/(9月9日iPhone写)【雪とけて村いっぱいの子どもかな】小林一茶小林一茶の有名な句(雪の降る信州は小林一茶のふるさ...

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旅の三日目9月10日(土)

朝、昨日と同じ6:00少し前に起床。

ベランダからの風景は曇っているけれど、昨日よりは山並がはっきりと見える。

先ず昨日と同じで、いちばんに露天風呂へ入りに行く。

ふたりとも露天風呂がお気に入りなのは、開放感があってリラックスすることはもちろんだけれど、内湯がちょっと熱いため!

源泉かけ流しなので、水で薄めることができない。

今回、有名な外湯めぐりはしなかったけれど「野沢温泉の外湯は熱い!」ということで有名らしく、地元の人も「熱いよ!」と言っていた。

ホテルの湯はそれほどでもないのだけれど、露天風呂は外気に冷まされているのでいい湯加減なのだ。

この日は先客が一人入っていた。

私たちよりすこし若いかな?と思われたが、友と住いが近かったらしく「えぇっ!あそこの駅~あそこの学校」なんて地名で分かるご近所話で盛り上がっていた。

その方はこの野沢温泉に幾度か訪れているらしい。

お風呂の後に朝食を摂った。

メニューは昨日の朝食とほぼ同じだったけれど、焼き魚がサケでなくサバになっていた。

昨日の夕食(写真を撮り忘れたので記録として「お品書き」)

「よく食べていた」という友と違って、私は「ジンギスカン」がちょっと苦手だ。

でも他はやはりとても美味しかった。

さて、今日はいよいよ旅の最終日。

朝食が済み、部屋に戻り一休みした後にさっそく帰り支度を開始した。

ところで、花火やお祭りと同様に、私たちの知らなかったラッキーなことがもう一つあった。

【NOZAWRIクーポン】

なんと7,000円で10,000円分使えるクーポンがあったのだ。

一昨日の夜、宿のフロントで聞き、昨日お祭りに出た際に観光協会へ行って購入した。

4枚買ったので28,000円、が40,000円分使えることになり、宿泊代にも使い、残りでお土産も購入できた。

ここでも「ラッキーだったね!」とふたり!

10:00、宿泊代の清算を済ませて宿をチェックアウトした。

ただ予定のゴンドラ乗るために、荷物は宿に預かって貰い、そこから坂道10分ほど登る。

ゴンドラリフト搭乗券(往復2,500円・クーポン券可)

登り始めたゴンドラからみた長坂ゴンドラ【長坂駅】

長坂ゴンドラリフトは昨年リニューアルしたばかりのようだった。

搭乗した可愛いゴンドラ(これは一基しかないようだ。10人乗りだけれど、友とふたりだけ)

他のゴンドラはいたってシンプルだった。(すれ違った黒いゴンドラ)

始めは木立の中を登る(窓は大きなガラス張りで景色も良く見え、乗りごごちも良い)

どんどんと高く登って行く。

どんどんと…

どんどんと…どんどんと…

そして・・・霧?雲?の中へ

【やまびこ駅】へ到着

この間約8分。

乗り心地は快適なのだけれど、少し怖かったというのが私の本音…だった。

でも・・・ゴンドラを降りるとそこは秋のお花畑【上ノ平高原】だった・・・

ふたり旅~善光寺・野沢温泉(10)へ続く・・・

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ふたり旅~善光寺・野沢温泉(8)

2022年09月19日 | 旅行

3年ぶりのお祭りで燥ぐ子供たち(小林一茶の句)/(9月9日iPhone写)

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ふたり旅~善光寺・野沢温泉(7) - 気がつけば思い出Ⅱ

源泉「麻釜(おがま)」/(9月9日iPhone写)前の記事🔗ふたり旅~善光寺・野沢温泉(6)-気がつけば思い出Ⅱ野沢温泉の花火/宿のベランダから(9月8日夜iPhone写)前の...

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【雪とけて村いっぱいの子どもかな】小林一茶

小林一茶の有名な句(雪の降る信州は小林一茶のふるさと)

【季語:雪どけ(季節は春)】

【解釈】長い冬が終わり雪がとけて、家に籠っていた子供達が一斉に外へ出てきて、村は子供達でいっぱいだ。

神輿を待っている時、傍の男性が「このごろ、あまり子供を見たことがなかったけど~こんなにいっぱいいたんだぁ」と呟いていた。

確かに!子供達が何人も駆け回ったり、昨夜お祭りの屋台で買って貰ったらしい刀などを持って踊りやお芝居などもしていた。

そういえば、私もこんな風景は近ごろ見たことがなかった。

コロナ禍での長い家籠りは、この一茶の句の(雪)を(コロナ)に置き換えてもいいようだと思った。

お土産やさんで聞いた話では、このお祭りもコロナ禍になって以来、3年ぶりだという。

今回は縮小や変更があって開催されたこの祭り、花火大会も開催するにあたって、意見が二分したらしい。

早く元通りの祭りに戻って欲しい、早くコロナ禍から解き放たれた日がくればと思う。

いったん宿に戻り昼食を済ませ、2:30頃、祭りを見るために坂を下って御神輿の通る道に向かった。

道祖神の祠

毎年1月13日~15日に豊作祈願や厄払いなどの【道祖神祭り(国の無形民俗文化財)】があるらしい。

外湯【大湯】の前もお祭りらしい雰囲気

【御神輿】いったん坂道を下り、また登ったところに用意されていた。

神輿の後ろにあった【猿田彦尊の舞】の衣装

御神輿の後ろの建物は【おぼろ月夜の館・斑山文庫】

まだ神輿は出そうも無いので【おぼろ月夜の館】へ入って見ることにした。入館券は300円

庭に、国文学者【高野辰之博士】の銅像と童謡【春が来た】の詩碑があった。

この館は「高野辰之博士」の記念館だった。

館内の様子※パンフレットより

博士が作詞した文部省唱歌の世界をイメージしたステンドグラス※パンフレットより

DVDが上映されていたので椅子にすわり見させてもらった。

子どものころから知っている懐かしい歌ばかり。

どの詩も、「背景はここ、信州の山や里なんだ」「なるほどぉー」と、ふたりとも納得したのだった。

※高野辰之博士は1876年長野県水内群永江村(現中野市)に生まれ、1947年(昭和22年)野沢温泉村対雲山荘で永眠する。

おぼろ月夜の館を出ると、まだ神輿は出発していなかった。

でも見物客はだんだんと増えて来ているようで、密を避け遠巻きに見物することにし、坂を下り通りに出た。

遠巻きに見た御神輿(ズームなので少しボケてしまった)

祭りはそこそこの賑わいで、嬉しかったけれど、コロナのせいで本来の祭りが、まだ心底味わえないのが残念だった。

その後、流石に疲れたので【Haus ST.Anton】というお店でコーヒーを飲み、宿へと帰った。(5:00頃)

宿に帰りフロントに鍵を受け取りに行くと「お帰りなさいませ」と迎えたくれた。

そういえば祭りに行くときも「行ってらしゃいませ」と送り出してくれた。

その言葉に、同じ宿に二泊することはあまりない私は「二泊するっていいなぁ~」となんだか嬉しくなった。

その日は、二日続いて1万歩以上歩いたせいか、いろいろと見て回り疲れていたのか、前日と同じく夕食後、温泉に入り、すぐ就寝へ…

 

「疲れたけれど、いい日だったね…」

「あしたはゴンドラに乗りに行くんだね…」

「何十年振りだろうか?ゴンドラ・・・」

「あした晴れるといいね!」

ふたり旅~善光寺・野沢温泉(9)へ続く・・・

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