鬼剣舞を見に行ったとき
なかみがこういうかわいい中学生で
ワクワクした記事を書いたっけ
私の
練習で描いていた鬼剣舞の絵
この絵の鬼はかわいいのに
今回の鬼はかわいくない
と友達が言った
その友達はかわいいほうが私の絵らしくていい
と思ったのかもしれないが
そういわれて
私はしめしめと思った
朗読の練習時も
私の読み方がつい読み聞かせみたいになる
と先生にご指摘を受けた
前の鬼がかわいいと言われたとき
同じ轍だと思った
私としては
3・11以来 その出来事を
なんとか受け止めて行かなくちゃと思っているんだが
訳わからないことばかりだが
ともかく
鬼 というのを描きながら考えているのだわ
きっかけはどこかで東北は鬼になる
という文章を読んだから
その時鬼剣舞を見に行こう
北上の鬼の館に行って
世界中で鬼は何だったのか考えて来ようと思った
私が最初に鬼剣舞に出会ったのは
わらび座の公演だった
それは東北の飢饉と東北から押し寄せる
一揆とを 鬼剣舞に象徴させて表現されていた
わらび座の本拠地の田沢湖に行って
わらび座の宿舎に泊めてもらって
座員の人たちと話したことがある
その時座員の人たちはそれぞれが背後に
さまざまな人生を背負って
いろいろな意見を持って
わらび座に飛び込んできた
そういう話をいっぱい聞いた
私は好き嫌いが多く
泳いでいるのを邪魔して話しかけてくるおやじは
相変わらず嫌いで 差別的心情になって
内心( るせえ 爺)と悪態をついているけど
本当は 人間には
計り知れない 敬意を払うべきものをすべての人が持っている
と言うのは
わらび座で学んだはずなんだよな
ま そのことを覚えているだけでもいいか
で 今回の事故を巡って
一番大事なのは 自然への畏敬だのに
それを忘れてしまっている
特に科学者ときたらそんな感じ
本当は
ここから人は
どうすればいいのだ?
鬼剣舞は 二回目に出会ったのは娘が高校で体育の授業で
踊ったとき
で
娘と友人は本物の鬼剣舞を見に
岩手に行った
そのときお世話になった岩手の漁師さんの命は津波で亡くなってしまった
鬼剣舞は本来は盆に鎮魂の踊りとして踊られるものらしい
なぜ鬼の面をかぶるのか
なぜこの鬼には角がないのか
まだわからないが
東北の人たちはこの鬼の面をかぶって踊る踊りに
何を託したんだろうか
そういうことをいろいろ考えた
で 鬼について調べるうち
鬼が象徴するものは
本当にいろいろあった
で 朗読でも酒呑童子の話を作って読むことにしたんだわよ
南相馬の黒い物質以来
今回の事故は とんでもないことだなと言うこと
改めて 考えている
ああいうものが出てきて
私も思った
核燃料の粉?って
これ 燃料棒の中身
そう思う人々を
猛烈な勢いで馬鹿にする意見もいっぱい出てくる
放射脳といって
いずれにせよ100万?/㎏の物質はもはやありふれたものらしい
https://t.co/eQzfElyD
この二人の学者の意見は恐ろしい
そういうこと色々こめて 描いているので
かわいい鬼じゃないほうがいいのよ