溝口

わたしはおしゃべりではないというのは嘘で

多分おしゃべり

マッサージの先生は初対面の先生だった

倉持先生とおっしゃる

倉持にお住まい？と聞いた（明野地区にそういう地名がある）

違ったけれどその名前が車もち　から　訛ってできた名前だと

薀蓄を垂れ

ついでに私の出身小学校の松原　という地名の由来まで語ってしまった

そうしたら　先生は最近まで　溝口にいらっしゃったんだって

ふうん「南武線の？」とお聞きしたら

田園都市線ですって

今調べたら　両方通ってるんだ

ところで　田園都市線って乗ったこともないし

全く縁がない

昔からあったのか？

桜新町行のバスは知ってるがなあ

と思ったら　私の子供のころはなかったんだ

あああ　私はばばあだ

この間武蔵が多磨墓地のお墓の清掃に行った

その時　墓は何番だっけ？と聞くので

知らないよ番号なんか覚えないモン

わたしは場所で覚えるんだ

地図描いてあげようか？と言ったら

嫌われた

（なんで武蔵の先祖の墓の番地を　私が案内するんだよ！）

人は番地とか　そういう数字とかで覚えることのできる人もいるのだね

わたしは頭の中の地図に　ポイントを作って覚えるたちなのだ

物覚えが悪いので数字や言葉は覚えられない

ところでそうはいっても世田谷美術館は　イメージできない

環八沿いという言語で　頭に入っている

だから地図　インプットした

やっぱりな　松原から近いや

洗ってしまった井戸の絵は始末に負えない

もう一回洗ってしまった

洗うの癖になりそう

ところで分かった

この絵はダメだと言ってくれる人々のことは

その感覚を　ありがたくいただくことにすればいいんだ

それをどうするかは

私の問題だ

そう考えると

彩友会の面々の絵を見ていても

いろいろ言いたくなることもあるが

言わないのはもちろん言う立場ではないからだが

行ったところでせいぜい自分の世界の範囲でしかないわけだから

その人の絵の世界がその人の手で切り拓けるように指導することが大事なのだろうと思う

多くのお偉方はダメだ

自分のコピーを作ろうとするからだ

ま生徒の方でも　先生に何とかしてもらいたい人が多いので

これまた内心仰天なのだ

そういう風に教育を受けてきたのだろうし反発もせずに来たのかと

不思議だが

人のことだからカマこっちゃないが

それで

美術の授業でＴ・Ｔをやってた時の相手の教員にむかついて喧嘩になったことを思い出した

そこは教えるな！生徒に考えさせろ！という私の主張が全然通じない

多分　造形大もむさびも　そういう教育なのだろう

？学生側の性質にもよるのかもしれない

私が　子供のころ絵を習った先生はお茶大の学生だった

（お茶大に美術科ないのになんでだ？）

それで芍薬の絵に手を加えられて頭にきてやめたのだったが

お茶大の教育方針は違うよなあ

ムラ社会ではなく　すごく創造性を重んずる校風だと

それが結構珍しかったらしいと　この間も噂話に出たばかりだった

子どもをどう育てるか

お茶大出身の家庭科の先生に徹底的にしごかれたんだし・・

私に絵を教えた人が　ちんまりした優等生だっただけの話だろうな

思い出すと学大の先生も絵画の先生は方法論的だったな

多分　川口先生の資質　というのもあるのだわ

さて　乾いたか？

え！？カルシウムの注射もう一回？

あああ

なんだあ！！？

もう一回？

まただよ

騙されてるのか？と思ったが

今日は　ともかく膝がおかしくなってるので

見ていただいた

「すみません　痛み嗜癖症みたいで

精神病院の方がいいかいな？」

と言ったら

先生は笑ってたが　水がたまってるんだって

レントゲンを撮って　老化具合を確認して

ヒアルロン酸の注射を打った

そうすると肩の注射はやってもらえない

だからリハビリは肩をやってもらった

帰るころはまた気持ちが悪くなり

銀行と郵便出しの用事以外はする気になれず

切手の不足分を買ったコンビニでサンドイッチを買って

これはおばさんと武蔵用のお昼ご飯

わたしはやはりパンは食べたくない

（彼らはパンを食べたがる）

おじやにした

ちょっと寝よう

絵は仕上がるかいな　

あああ

彩友会展　私のコーナー

描き方がそれぞれ全く違うから

同じ人の作品とは思われないぞ

と言われた

そんなことないと思うんだが

私らしさ満載だろうがァ！！！