これは 私だけの感想かもしれないが
展覧会で気になるのが色の濁りだ
白黒に置き換えてみたとき
明度の諧調が心地よくないと濁って見えるのではないか?
と思ったが
今日は二人の他団体の絵描きさんの批評を聞いて
わかった
色の諧調よりは
色が外れるのが嫌いなのだ
そういう空気が蔓延しているのだろうと思った
人というのは自分の追及しているものがあるとその他の視点は目に入らなくなる
そういう風なのに
どこの美術団体も
自分の絵を目指せ とかいって同じような絵ばかり描かせようとする
これが大きな間違いだ
だから視点が革新されないのだ
受付にいたら
この人何様?という人が現れ
エラそうなことばかり言う
信じられない
自分を何様と思っているのだ
そういう絵描きが多すぎ!
もしかすると私もかもと思い
何か言わないようにしようと思った
然し
Yさんは 密度とか完成度とかはしつこく追及する方だ
だから 私のいい加減さにもびっくりするみたいだが
↑ 御嬢さんを描いたパステル画
彼女のこの完成度をしつこく目指す
という視点から見てKさんに働きかけたことが
よい結果を生み出したとKさんの発表があった
なるほど よかったなあと思い
一方で 私の考えることは人の役には立たないなあとも思った
この子が
ああもう成人してるな
この方が大学で描いた裸婦を持ってきた
いろいろ言ってもらいたかったか
去年私が女を描いてるのに男の背中だ こりゃ
なんて言っちゃったのだ
それでこんどはどうよ!って持ってきたのだろうが
うっかりなんか言えないぞ と思った
手がうまく描けないというのだ
大塚先生は手をあまり描きすぎだとおっしゃる
私が意見を求められたら 脱臼してるよこの指
骨を意識して描かないと
なんて言っちゃいそう
多分大塚先生の助言の方が彼女にはピンとくるのだろう
難しいな