遊工房・雑感

日頃のあれこれを綴る日記です

生活のために絵を諦めた?

2014-05-19 20:11:52 | 絵画

そういう人間ではないかと言われ

ええ?そんなこと考えたことないなと思った

自分がやりたいことを生活のために犠牲にした

と思ったことはない

その時々自分の選択できたのだからと思う

 

一体人生で何が大事なのか

わたしは中学生の時ゴッホ展を見て ゲイジュツの世界が一番おもしろいに違いないと思った

それは

本当だったと思う

絵描きになりたいと思ったことがないともいえないが

絵を描くというのは

まず一生面白いと思う

ただ 世の中で絵描きになって名をはせてなんていうことは

考えない

最初から考えないというのを諦めたというのかな?

才能には不足があるとは思ってたけれど

それは歌うには声が悪い 程度のことだし

おまえには才能が足りないと思え!という事態にはしょっちゅうなったが

だからどうした?という気分だ

あるがままでしかないと思うし

社会的に仕事を通して 成功するとか名を成すとかとは縁がない

大事なのはそこじゃないと思ってきたのだ

自分が無力とあきらめたわけでもないのだ

人と比較してとか社会的にどのレベルに属するかには関心が無くなってきた

それはだいたい20代半ばにそう思った

それでも ゲイジュツにかかわって生きてきたわけだし

とても楽しいことだ

暮らしを成り立たせるという意味では

人の役に立って初めて世の中から食わせてもらえる

そういう風に思ったのも20代半ばだ

で 仕事を通してどうだったか

間違ったことも下手だったこともあっても

われながら 本当のことを見てやってきたと思っているし

教育と芸術は似ている

さてさて 退職後絵を描けるようになって

自分が発展途上人だというのはよくわかった

70になってしまってもうじき死んじゃうかもしれないし

やり残して死んじゃうことになるだろうけれど

しょうがないよそれで

この間 宗達と 光琳の絵を見て

絵にも格ってのがあると痛切に思ったが

自分よりハイレベルのあれこれは分からないものだなあと思うけれど

すぐれた芸術は

また別 見る側のレベルに合わせて見せる世界があるのだなと思った

レベルレベルと 差別的なことを言うけれど

実際差別的な話なのよ

そういう点でわたしはまだまだ

階段をのぼりながら開いていくべき扉が多いということに この頃

やたら気がつく

だから 面白いのだ

社会的に自分がどういるか

ということに目をやれば

わたしは ドロップアウトした美術おたく というわけだろうが

入っていきたい社会というのも実はなかったのよ

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今日のお昼は宮山公園のお蕎麦

2014-05-19 17:09:47 | ただの記事

若い画家が来ていたが諸般の事情でおばさんと遊んであげられず

一緒にお昼食べたかったのに

車を則子さんが使ってるし・・・

といじけてたので

今日は皆で宮山公園におそばを食べに行った

こういう形に筑波山が見える公園

今の季節山は緑だよ

そのあと守谷まで送っていったので帰りは自分で運転してきた

今週末も長距離運転なのだ

だんだん 運転も疲れる

一気に行かないで途中で休むことにするのだ

休んでどうする?

珈琲飲みのみ パズルさ

疲れたので寝よう

みんなはバイタリティーあふれてるが・・

いいんだ 私はわたし

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写生

2014-05-19 10:37:36 | 絵画

ものを見て描くと

改めて気がつかないでいたことにいろいろ気づく

例えば

笠間の講座の課題

葉や枝を透かして空を見るって 

考えていたイメージがあったのだけれど実際

大きなカエデの木を見上げて

違うことにいろいろ気がついた

それを描くのは至難の業で翻弄されてしまう

写生ってそういう風だからそこからなかなか踏み出せないのよね

これはまた里山で描いて

どうやれば絵になるか工夫してみようと思う

140517

この絵はホント写真がひどいので

グラデーションが飛んでるが

葉の重なりのグラデーションはけっこう描けてた

ただその重なりとか層のリズムとか

全然とらえられないので参った

水の入った田んぼの絵はいろいろ描きたいのだが

思ったより変化に富んでいろいろな要素があると気付いた

140518

観念的に絵を作ると

最早そういう気づきはないのだものな

やっぱり写生って いいもんだと思った

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