永子の窓

趣味の世界

源氏物語を読んできて(わすれ草)

2010年09月15日 | Weblog
◆忘れ草(ヤブカンゾウ)

 初夏、水田の畦や川岸・溝などの比較的湿った場所に(丁度秋のヒガンバナのような感じで)濃いオ レンジ色の花が咲いているのが目を引きます。近付いて見ると、花は八重で、ユリに似ていますが、ユリほど整っておらず、丈は意外に高くて1mをこえ、茎も太くてしっかりしています。葉も立派でショウブのようです。
 
 この花はヤブカンゾウです。同じ仲間にノカンゾウ、キスゲなどがあり、花も似ています。 これらはユリ科のワスレグサ属で、古典に見える「忘れ草」はこれらの総称です。
 
 カンゾウは「萱草」と書きます。中国ではこの花は「忘憂草」とも呼ばれ、古くから憂いを忘れさせる力があるとされています。忘れな草とは全く違う花。

◆写真:野に咲く忘れ草

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