永子の窓

趣味の世界

源氏物語を読んできて(7)

2008年04月04日 | Weblog
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【桐壺】
 光君は7歳。
「今は内裏にのみ侍ひ給ふ。7つになり給へば、読書始めなどせさせ給ひて、世に知らず聡う賢くおはすれば、あまり恐ろしきまで御覧ず」
帝は内裏に引き取って、読書始め(御学問始)をさせます。他の女御、更衣たちにも、母が居ないのだから可愛がって欲しいと頼みます。

「わざとの御学問はさるものにて、琴笛の音にも雲居を響かし、すべて言い続けば、ことごとしう、うたてぞなりぬべき人の御様なりける。」
 漢学はもちろんのこと、音楽などにも、うそかと思えるほどの素晴らしいご様子であった。…と、小さいときから可愛らしく、清らかで学問にもすぐれて成長していく様子が書かれています。

 帝は、その頃、すぐれた人相見を呼んで、光君の将来を見させます。外戚のしっかりした頼りもないという境遇を心配し、帝であっても
「わが御世もいと定めなきを、…」と悩んだ末に
「源氏になし奉るべく思し掟てたり。」と、決心します。


 桐壺の更衣の亡き後の帝を慰めるべく、周りでは、美しい人を捜されるのですが、桐壺に似た人を望まれるのは難しく、帝は何年も忘れることができないのでした。

 その様なときに、先帝の四の宮が入内してきます。
 四の宮とは、四番目の姫君のことで、当時は女子に名前をつけなかったのでしょうか。順番の数字か、大中小のような言い方や、父○○の姫君などと書かれます。
この方が藤壺です。ではまた。


 

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1 コメント

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僭越ながら (MG)
2008-04-04 19:51:55
源氏物語 楽しみに読ませていただきます。

各日のタイトルに当たるところに 連番をふるとよろしいのでは、と思います。

例)源氏物語を読んできて(1)
  源氏物語を読んできて(2)など。
アップした記事も後から編集できると思います。

カテゴリを設定すると、源氏物語以外の様々な話題が入ってきても、分類されて読みやすくなります。
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