永子の窓

趣味の世界

源氏物語を読んできて(京の郊外・大覚寺②)

2008年09月12日 | Weblog
大覚寺②

 客殿と宸殿は重文。宸殿は後水尾上皇が寄進した宮中の建物で、狩野山楽筆の豪華な障壁画が見もの。境内東の大沢池は嵯峨離宮の名残で、嵯峨天皇が中国の洞庭湖に思いを馳せて造ったとされ、かつては船を浮かべ、詩歌管弦の宴が繰り広げられたと伝わる。春は桜、秋は月の名所。11月は嵯峨菊が美しい。

 この源氏物語では、大覚寺の南に、源氏が御堂を造ったとされるについては、源融(みなもとのとおる)の山荘・棲霞寺がモデルではないかとも言われている。

◆写真:大覚寺庭園

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