NPOな人

NPOの現状や日々の雑感などを徒然なるままにお伝えします。

生活保護給付と最低賃金

2012年07月11日 | 経済情報
昨日開かれたの中央最低賃金審議会の小委員会で、厚労省は最低賃金が生活保護の給付水準を下回る「逆転現象」の生じている自治体が11都道府県になったと発表しました。

最低賃金制度とは、最低賃金法に基づき国が賃金の最低限度を定め、使用者は、その最低賃金額以上の賃金を支払わなければならないとする制度です。

一方、生活保護制度は、生活に困窮する方に対し、その困窮の程度に応じて必要な保護を行い、健康で文化的な最低限度の生活を保障するとともに、自立を助長することを目的としています。

逆転現象が起きている原因は、社会保険料の増加で手取り収入が減ったことなどが影響しているとのことです。

これって、最低賃金が生活保護の給付水準より低いとみるのでしょうか?

それとも、生活保護の給付水準が最低賃金よりも高いとみるのでしょうか?

いずれにしろ、労働者の働く意欲をそぎかねない問題なので、早急に解決を図る必要があります。

最も有効なのは、働く意欲のある人すべてが、最低賃金を上回る仕事につける経済環境を作り出すこと。

だとすれば、いま消費税増税などを強行する場合ではないと思うのですがね。




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