週刊ビックコミックスピリッツに連載中の「美味しんぼ」が、福島原発の事故後に鼻血や倦怠感を訴える人が増えたなどと描写したことに対して、福島への風評被害を助長するという批判が寄せられており、今週号をもって休載することが決まりました。
休載といっても、主人公の山岡士郎がライバルで父の海原雄山と「真の和解」を果たしたことでストーリー的には完結しているので、ここで充電期間に入ることは既定路線だったと思われます。
興味深いのは、今週号の最後に10ページにわたり掲載されている原子力関係の専門家や医療関係者、NPO、行政など15の団体・個人から寄せられた批判や賛同のコメントで、これはなかなか読みごたえがありますね。
福島の被災は現在進行形であるにもかかわらず、同時並行的に風化という見えない脅威にさらされているわけで、今回の連載はそうした現状に警鐘を鳴らしたという点では大きな意味があったと考えます。
しかし、こうしたサブカルチャーに時の大臣が目くじらを立てるようでは、おちおち風刺漫画も描けないという時代になりつつあるのでしょうかね。
休載といっても、主人公の山岡士郎がライバルで父の海原雄山と「真の和解」を果たしたことでストーリー的には完結しているので、ここで充電期間に入ることは既定路線だったと思われます。
興味深いのは、今週号の最後に10ページにわたり掲載されている原子力関係の専門家や医療関係者、NPO、行政など15の団体・個人から寄せられた批判や賛同のコメントで、これはなかなか読みごたえがありますね。
福島の被災は現在進行形であるにもかかわらず、同時並行的に風化という見えない脅威にさらされているわけで、今回の連載はそうした現状に警鐘を鳴らしたという点では大きな意味があったと考えます。
しかし、こうしたサブカルチャーに時の大臣が目くじらを立てるようでは、おちおち風刺漫画も描けないという時代になりつつあるのでしょうかね。