ペンギンの弁当箱

カミさんが、「これどうしようか？」って、小さな弁当箱を二つ出してきた。

年子の息子たちが幼稚園のときに使っていたものですから、30年近く前になります。

「随分と物持ちがいいね。」と言ったら、カミさんがニヤッと笑って、食品庫の奥からもう一つ出してきました。

思わず絶句、これは紛れもなく某が幼稚園のときに使っていた、玉乗りをするペンギンが描かれた弁当箱ですから、もう60年以上も前のものです。

聞くと、結婚するときにお袋がカミさんに持たせたとのこと・・・

なぜ？

某の通っていた幼稚園は、プロテスタント系の教会に附属しており、当時では珍しく外国人の女性の先生がいました。

熱心な仏教徒だった親父が、どうしてキリスト教系の幼稚園に通わせたのでしょうか？

色々な思いが駆け巡ります。