日本NPOセンターでは、経済的に困難なシングルマザーと若者を対象としたファイナンシャル・ヘルス(お金に対する健康度)に関する調査を行い、その報告書を公開しました。
コロナ禍と退職が重なり、デザインなど最終段階での関わりは十分ではありませんが、日本NPOセンターの卒業制作とも言える調査となりました。
今回の調査を実施するにあたって、J.P.モルガン、調査委員会委員、パートナー団体、当事者、NPO、行政、研究者の方々に多大なご協力をいただきましたことに心から感謝を申し上げます。
経済的に困難なシングルマザーと若者に対しては、国や地方自治体が相談や情報提供、生活支援、就労支援などを実施しており、NPOなどによる民間支援も行われていますが、十分とはいえない状況です。そこで本調査では、特に低所得のシングルマザーと若者に焦点を当てて、彼らを取り巻くファイナンシャル・ヘルスに関する現状と課題を把握するとともに、それを解決するためにはどのような施策や社会貢献プログラムが有効であるかを検討し、政策提言やプログラム提案しました。提案については、既存の支援施策について実効性のある運用を図るとともに、使いやすくするための改正や現状に即した新たな支援施策も検討すべきとしました。
やや専門的な内容となっていますが、ぜひご一読ください。