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徳富蘇峰記念館(蘇峰堂)の梅(その2)

2010年02月09日 | 地域情報・まちづくり
1月25日のブログでご紹介した蘇峰堂の梅が、いま見頃を迎えています。たまには都会の喧噪を離れて、静かな路地裏の散策も良いものですよ。








蘇峰堂では、蘇峰が残した資料の中から時季に応じた企画展を開催していますが、今年は「書簡にみる縁展(1月6日~11月29日)」という催しを行っています。明治・大正・昭和にかけての最大のオピニオンリーダーの一人であった蘇峰は、その生涯で多くの著名人(約1万2千人)と書簡のやり取りを行っていますが、今回は蘇峰堂が所蔵する約4万7千通の中から「縁(えにし)」をキーワードにした書簡を厳選して展示しています。





とても興味深いのは、著名人夫婦の書簡をワンセットにした展示が見られることです。例えば、与謝野鉄幹と与謝野晶子、新島襄と新島八重、国木田独歩と国木田信子、岡本一平と岡本かの子、斎藤茂吉と斎藤輝子などですが、極めつけは「老いらくの恋」として昭和23年12月4日の朝日新聞で報道されたという川田順と川田俊子からの書簡です。こうした貴重な資料を見ると、不届者の私は「開運!お宝鑑定団に出したら、幾らの値がつくのかしら?」などと考えてしまいます。

もう一つ洒落た企画は、「鳩山家の縁」というコーナーが設けられていることです。鳩山由紀夫総理の曾祖父である鳩山和夫と曾祖母の鳩山春子、祖父の鳩山一郎と祖母の鳩山薫という4人からの書簡が揃っているのですから、蘇峰という人物の大きさに驚嘆するばかりです。

蘇峰堂へは、JR二宮駅北口から徒歩で15分程です。大磯方面の出口から案内版が設置されていますが、帰りの順路が分かり難い場所もありますので、予め同館のホームページで確認されてからお出掛けになることをお薦めします。

記念館開館日   月・水・金(2月は土日も開館)
開館時間       午前10時~午後4時
観覧料         大人500円 小中高生200円
梅園入場料     一人100円(梅の開花時期は常時開園)
*駐車場はありませんので、必ず徒歩でお出掛けください。
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