千葉県市原市吉沢という場所に「藁ぶき屋根のお寺」がある。
そのお寺に行ってみたくなりました。車で40分ほど。
先ず「鳳来寺観音堂」へ
吉沢城守護の為に建てられましたが、昭和16年曹洞宗の蓬莱寺に
合併されました。天正18年(1590年)豊臣秀吉の軍に落城しましたが
観音堂だけが残されました。これは室町時代後期の代表する建物です。
国指定重要文化財です。
屋根は茅葺寄棟造りです。
落城しても、庶民の厚い信仰に守られて現代まで素晴らしい
観音堂が残っていることに感激しました。
もう一つはそこから車で10分ほどのところにある
「西願寺阿弥陀堂」(さいがんじあみだどう)です。
山すそに見える茅葺のお寺。
ここも、平蔵(地名)城主平正経は鬼門守護の為、七堂伽藍を建立
明応4年(1495年)に阿弥陀如来を安置し、西願寺と号した。
昭和30年に重要文化財にしていされました。
真っ暗なお堂の中は
(後で、撮影禁止を知りましたが。お顔を拝顔させて頂きました)
このお堂の周りには多くの石仏
西願寺阿弥陀堂の近くでコスモスに出会いました。
今、私は「将門」(東国の覇王)矢野 隆著を読んでいます。
天皇家の血を引く平将門が貴族の地位を捨てても
田畑の広がる東国での活躍を頼もしく読んでいます。
1500年近くも受け継がれている、人々の信仰と維持をしてきた
人々の力をこの千葉の地で
この目で見ることが出来た喜びは大きかったです。