昨日(25日)から今日(26日)にかけて輪島市内を会場に開催された石川県教育研究集会に参加。
主催者を代表してあいさつする糸矢敏夫石川高教組執行委員長。
池田賢市さん(中央大学文学部教授・国民教育文化総合研究所副所長)による記念講演。
現在の教育を巡る誤解、錯覚を「国際化」の罠、「ICT(グーグル)化」の罠という切り口からわかりやすく解きほぐし、教育や学力観の本質に迫る。
そ . . . 本文を読む
昨日(10月17日)の午後は宝立小中学校の研究発表会を参観させてもらう。
宝立小中学校は県内で初めての小中一貫校としてスタートして2年目。
昨年の研究発表も参観させてもらったが、今年も興味深くみせてもらった。
小中の連携を進めることは必要だが、宝立は9-3制ではなく4-3-2制を採用している。中一ギャップの解消とは言うが、発達段階に照らして果たして妥当か、5~7年の中期がもっとも成 . . . 本文を読む
石川教育総研で金沢市教委と金沢海みらい図書館を視察。
まずは市役所で教育委員会から金沢市が進める小中一貫教育など重点教育施策について説明を受ける。
金沢市が進める小中一貫はあくまで小中の連携の強化であり一貫校は考えていない。当初話題となった英語の特区は、いまは小学校の特例校のみ。
珠洲市は一貫校として整備するが、加えて6-3制を4-3-2制にするなどいきなり背伸びしすぎた感は否めない . . . 本文を読む
川勝平太静岡県知事が今年度の全国学力・学習状況調査の平均正答率が低かったことから成績下位校の校長名を公表するかどうかという問題にまで発展した静岡県。
安倍静岡県教育長は補充学習(補習)をおこなっている学校が全国と比較し極端に低いことから全県的な補習促進対策に乗り出す方針を明らかにしたとのこと。
裏を返せばトップの秋田県や2位の福井県、そして石川県などが、過去問解いて「傾向と対策」をやりまくっ . . . 本文を読む
午前10時からの第9回珠洲市教育委員会を前回に続いて傍聴。簡単な報告を。
(前回の報告はこちら)
今回は事前に事務局にお願いし、会議次第を傍聴席にも配布してもらったので、前回よりは会議の内容が理解しやすい。
と言っても委員の皆さんには事前に会議の資料が配布されているので会議は「お手元の資料にありますとおり・・・」という発言も多く、ちょっとシンドイところもあるが・・・
会議冒頭の井舟教 . . . 本文を読む
今年4月に実施された全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)の結果が昨日公表された。
今朝の北國新聞の一面トップは「石川3科目過去最高」。
さらに社会面を開くと予想通り「『学びの指針』効果 関係者自信」と続く。
ただ、今年はこの社会面の記事の横に「子ども不在の競争懸念」の記事(下の記事)が目を引く。おそらく共同通信の配信だと思うが、私も含め学力テストの弊害を懸念してきた人の主張の一端がま . . . 本文を読む
先日紹介した珠洲市教育委員会の会議を傍聴する。
実は私が教育委員会を傍聴するのは今回が2回目である。
1回目は1989年だったか1990年だったか記憶が定かではないが、当時、共に原発反対運動をしていたS君と2人で傍聴をおこなった。教育委員会の会議を傍聴に来るなんて初めてだと言われたような記憶がある。
それはともかく、久々の傍聴人となった私だが、結局今日の傍聴人は私1人だけ。ちょっと残 . . . 本文を読む
いじめ問題への対応をきっかけに、政府からも、中教審からも、一部の首長からも教育委員会の現状に対する批判の声が強まり、廃止論が勢いを増している。
これをチャンスに教育の政治統制を強めようという動きには警戒しなければならないが、教育委員会自らも改革すべき点が多々あることは間違いない。
教育委員会の透明性を高め、市民との距離を縮めることは基本中の基本である。
昨年の9月議会一般質問で教育 . . . 本文を読む
日本教育新聞(7月15日)
子どもの表記は「こども」、「子ども」、「子供」、場合によっては「コドモ」などいくつもあり、いずれの表記も見かけることがある。
おそらく多くの人は、そんなにこだわりなく、硬い文章、柔らかい文章などケースバイケースで使い分けたり、自分の好みで決めているという人が多いのではないか。
常用漢字表では「子供」となるそうだが、「子どもの権利条約」はじめ文科省の公用文書では . . . 本文を読む
石川教育総研で県教委から今年度の教育予算について説明を受ける。
たくさんの事業があるが、つき詰めれば県の方針は明確。
「全国学力テストで全国トップを目指そう!」である。
子どもたちに対しては、点数引き上げへの課題である活用力(基礎学力ではない)の育成、向上に向けた事業が並ぶ。
珠洲市教委も、この方針を受け、全県の足を引っ張らないように学テ向けの学力向上に一生懸命である。
教員 . . . 本文を読む
昨日に続いてもう少し教育振興基本計画について。
全体の構成は教育を取り巻く現状と課題を明らかにしたうえで、基本理念として「ふるさとの歴史や文化に学び想像力を育む」を掲げ、99項目の基本目標が示されている。
目標達成に向けた具体的取り組みが続き、最後に施策を実現する教育委員会の組織やあり方について記載されている。
まず、「教育委員会の活性化」として①活動する教育委員会の実現、そして②研 . . . 本文を読む
昨年から策定作業が進められていた「珠洲市教育振興基本計画」が出来上がり、1昨日、製本されたものを受け取った。
2006年の改悪教育基本法を根拠とするこの計画については大いに警戒が必要との問題意識を前提に、策定プロセスを中心に昨年12月議会で取り上げた。
パブリックコメントをせよとの質問には「実施は考えていません」、議会の意見も聞くべきとの質問には、概ねまとまった段階で示したいとのことだ . . . 本文を読む
朝日新聞4月9日
新小学校1年生に将来就きたい職業を聞いた結果が昨日の朝日新聞に紹介されている。
男の子のスポーツ選手、女の子のケーキ屋さんは以前から上位だったと思うが、今年の特徴として女の子の保育士人気が上昇し、逆に先生人気が過去最低になったとのこと。
先生の人気低下について少しだけ考えてみたい。
小1対象の調査だから、子どもたちが学校生活の中で先生の仕事を見てきて、なりたい魅力を . . . 本文を読む
今日は珠洲市内の小中学校でも入学式がおこなわれる。
私は午前はみさき小学校、午後は三崎中学校へ。
今年のみさき小学校の新入生は13人。
小町校長先生の式辞の中で、
「みなさん、朝ご飯を食べてきましたか」「はい!」
「朝は自分で起きて一人で着替えをしてください」「はい!」
緊張気味の新入生が、校長先生の呼びかけにしっかり返事をする光景はなんともほほえましい。
後で聞くと、事前の打ち . . . 本文を読む
大阪市教育委員会は今日、目前に迫った大阪市立桜宮高校の体育系の入試の中止を決定した。
尾木ママが指摘するように、この間、なんら改善策を打ち出さず橋下市長に追い詰められた教育委員会にも責任はあるとは思う。
しかし、それでもやはり今回の橋下市長の体育会系の入試中止、そして職員総入れ替えの主張には賛同しがたいものを感じる。橋下市長得意の敵、あるいはターゲットを単純化して、問題の構図をすり替えるい . . . 本文を読む