ブログ仙岩

各紙のコラムや報道番組、読書の感想、カメラ自然探索など。

夜間中学で生徒に寄り添う金子和夫さん

2015-07-13 05:13:09 | エッセイ
今朝「明日へのことば」埼玉県川口自主夜間中学代表金子和夫さんのことばを聞いた。

埼玉県庁内教育相談員で有り、カウンセラーでもある金子さんがどうしてボランテイアの夜間中学で教えているのですかの質問に・・・やはり家族が殆んど教員で父もそうですが、その環境にあったからでしょうね。

学びは小学校からとの思いで小学校の教員になり、あるとき、夜間中学の窓を見ると明りがぽつんとついており、何しているのかと覗いてみると、28才の青年が一人で「ここには教えてくれる人が誰もいないのか」という。そこでいろいろ話しているうちに、教科書で教えてきた自分が、学びたい人の姿を見せつけられて、この道に入ったと。

巣立った生徒は1000人で、金子さんは200人ぐらい送り出したと。公民館の1室をお借りして、20名のスタッフも無償で(交通費位出したいが・・)でやっている。会社員、大学の先生、退職者、学生などですが、一人で4人の生徒を扱い、1対1で対応したいがどうしてもスタッフが足りないという。

特に川口は東京と荒川で隔たり、住み易く外国人が多く、生徒も7人に対して日本人は3人の割合という。教材はなく、自主的に作った教材で、アイウエオ・・から日常の漢字を、一つの言葉を深めて日本の文化を教え、日本語の良さ、文化を身につけ成長していくのが楽しみでこの仕事が続いているという。

ストレスもたまっているでしょう、そこで心の相談を、不登校、引きこもりのかたでも、LD/ADHDというような問題も起こってきています。誰にも相談できずにいる方、きっと解決法が見つかると思います。メールでのやり取りもよし、直接お会いして話すのもよし、また、電話もありますね。相談手数料は要りませんから、だれでも来てください。なぜなら私も勉強をしたいからと結んだ。