ブログ仙岩

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戦後70年に思いつなぐ

2015-07-16 08:47:07 | エッセイ
福島民報、戦後70年ふくしまの記憶「思いつなぐ」12として、須賀川の石井辰巳(88)さんが載っていた。

当時18才の石井さんは千葉の茂原海軍航空基地を米軍機が襲った。基地の0戦が次々に炎上、出撃しようとしたがグラマン戦闘機の機銃掃射で断念、昭和20年2月26日のことであった。

3月末海軍予科練の同級性が岩国を訪れ、生きていたかの声と共に、表情が曇り「特攻で九州に向かう途中、燃料補給で立ち寄り沖縄から出撃するという」返す言葉がなく、「ワレ戦艦ニ体当リス」と打電後消息を絶っていたことを知ったのは戦後であった。実に多くの死が通り過ぎて行った。・・・・・

生きて教員を務め、短歌を作りはじめ、戦友への思いの代弁を歌に込め、今の平和を守ってほしいと。

また、テレビでは釜石の艦砲射撃で犠牲になった方々を偲ぶ映像や、昨夜はいわき平一小で犠牲になった方の冥福を祈る映像が映し出されていた。

どうして、戦後70年の今年こんなにも報道されるのか、やはり、戦争の悲惨さを語り継ぐ80才以上の人が少なくなっていることにもよろうと。・・・