ブログ仙岩

各紙のコラムや報道番組、読書の感想、カメラ自然探索など。

質量起源解明の英ヒッグス氏らにノーベル物理学賞

2013-10-10 08:50:59 | 日記
元素の存在比などからビックバン(大爆発)によって宇宙が誕生したという説から、その物質の質量の起源説の解明が待たれていた。

英国ヒッグス氏エディンバラ大名誉教授は1964年に物質に質量を与えるヒッグス粒子を提唱したもの。
これは、南部陽一郎氏の提唱「自発的対称性の破れ」に着目、アングレール氏の物質起源説に更に質量を与える役割を持つ未知の粒子(ヒッグス粒子)の存在を予測した。

138億年前宇宙誕生した瞬間にはあらゆる素粒子が飛び回っていた100億分の1秒後にはヒッグス粒子が宇宙空間を埋め尽くし、自由に飛び回っていたとき、ぶつかったり、邪魔されて動きが鈍くなった状態を質量を持ったとみなした。自然界の17素粒子で98年まで16種類が確認されていたが、残るヒッグス粒子だけが未確認であっただけに、私もその確認を興味持って見守っていた。

08年に完成したスイスフランス国境にある欧州合同原子核研究所で、日本企業メーカーなどが参加した大型加速器で日本人研究者100人など2チームの実験結果、99.9999%以上でヒッグス粒子の存在が確認された。

84才のヒッグス名誉教授と80才ベルギー自由大アングレール名誉教授にその功績を讃えてノーベル物理学賞が決まった。

中高年層成人力で日本が世界一に

2013-10-09 09:30:40 | 日記
OECD(経済協力開発機構)は8日、2011.8~12.2に16~65才対象初めて実施のPIAAC(国際成人力調査)結果を公表した。

測定の内容や方法は、
OECD加盟先進諸国の雇用確保、経済成長を促すものとして必要な成人のスキル(修得した技能)を把握するもので、学校などの知識習得の測定ではなく、課題を見つけ思考、活用して解決する力を測定する。読解力、数的思考力、ITを活用した問題解決能力を測定した。日本ではランダム抽出11,000人の中から5,173人が回答したもので調査員が立ち会いある程度パソコンができるものであった。

8日公表の順位結果、
読解力(日本、フィンランド、オランダ・・・韓国、ドイツ、米国)、数的思考力(日本、フィンランド、ベルギー・・・ドイツ、韓国、米国)、IT活用能力(スエーデン、フィンランド、オランダ・・・ドイツ、日本、米国、韓国)であった。

日本の中高年層は他国を大きく上回る一方で、若年層ではその差が小さかった。

今朝の新聞の論説「数学苦手を減らせ」で、トップの秋田は学校が家庭、地域と協力して発揮したもの。しかし、数学をかじったものとして言わせてもらえば、壊れれば買ってくる作ることを知らない人は数学ができない。ドイツの小学校4年の授業で「車の購入方法」についで学んでいた事を思い出す。好奇心を遮断しない教育が望まれる。

会津大ITチーム医療情報技術大会で世界一に

2013-10-08 06:10:11 | 日記
2013Health2・0第7回医療情報技術大会で、会津若松市の「企業Eyes JAPANと会津大」チームがコンテストで世界一に輝いた。

ベンチャー企業Eyes JAPAN2名と会津大3名のチームは世界77地区の代表がWHOの出すデータを用いて、医療に貢献するウエブサービスを1ヶ月間で開発するもの。
日本選抜の会津の企業と会津大チームは「乳幼児の命を救う予防ワクチンの大切さと寄付の必要性」について、地図やグラフで表現したもので、3.11の震災で見られた助け合いの精神を強調した。

震災や原発事故の福島県にとって復興の後押しにもなり活躍が期待されている。
医療情報技術大会は医師やエンジニアのグループの多い中で、医療従事者でないIT一本の情報エンジニアと会津大学生が結果を出したことに意義があり、山寺社長らは金田、村上、八幡さんの会津大はこの夏休みを利用して、データの収集、整理、表示処理、プログラミングをこなしての快挙となったもの、震災の経験がもとになっていると山寺さんは振り返った。

いわきサンシャイン・フェスタ2013終わるin小名浜

2013-10-07 08:51:20 | 日記
5,6日の土日、昨日は午後晴れあがり、アクアマリンパークの会場は満員の盛況であった。
午後から出かけたので、ステージでは、海星高校のジャンガラ踊りを披露していた。

太平洋の諸国友好都市、オーストラリアの地図右上ミクロネシア連邦、右下にあるフィジー、サモア、トンガなど国内外合わせて16団体が「太平洋諸国舞踊際」として200人が参加迫力ある踊りを披露していた。いわき市民にはスパリゾートハワイアンズでおなじみの火を使った踊りでなじみ深いもの。

また、熊本発祥のふりかけのフェスタ「ふりかけグランプリinいわき」では白米の小皿を手にした来場者は各店舗で列を作り店員から振りかけてもらって美味しそうに頂いていた。
また、ゆるキャラのクマモンは南相馬のがれき処理防波堤で植樹しており、昨日はお休み、地元ゆるキャラだけで子供たちに囲まれて大忙しであった。埠頭近くのテントでは巧みの畳、瓦、木工、表札、タイルでゆめのデザインなどの作品、絵着け、電気では綿あめを作り子供頬張る姿があった。

傾斜タンクから汚染水約430トンが漏えい

2013-10-06 10:55:32 | 日記
10/1,2と雨が降った2日の夜海に300mと近いB南のタンクの近くの排水溝から1.5万Bq/Lの放射性物質が検出された。3日東電は傾いたタンクに雨水を入れすぎたため漏えいしたと発表した。

傾斜面に建ち並ぶ5基のタンクのうち一番低いタンク(径9m、高さ8m、450トン、ストロンチウム90など58万Bq/L)から、約430L漏えいしたという。
地上タンクは通常80~90%を入れることだが、せきに溜った雨水を貯蔵するために98%目安に運用していた。しかし、水位計は一番高い西側のタンクだけに設置されており、東側の低いタンクには設置されておらず目安で運用していてのトラブルであった。しかし、入れ過ぎても、蓋がしっかり密閉しておれば問題ないが、何しろ仮設住宅並み突貫工事のタンク故漏えい防止策もなく、ようやく3日の午後3時ころ漏えいが止まったという。

確かに作業員のミスで起きた漏えいであるが、突貫工事でできたタンクからトラブルはつきもので、30Bq/L以下の汚染水は流せるが、今回は500倍の汚染水が海水流入、その被害をアルプスなどの利用で最小にとどめる努力が今後望まれる。