ブログ仙岩

各紙のコラムや報道番組、読書の感想、カメラ自然探索など。

尾瀬の草紅葉が見ごろ

2014-09-21 11:20:38 | エッセイ
19日福島民報のトップ記事に載っていた尾瀬の草紅葉の写真(尾瀬沼北岸沼尻平、標高1600m)の一部です。

そして、秋の花も彩りを添えるとして、エゾリンドウやヒツジグサの写真ものっていた。また、標高1400mの尾瀬ヶ原の紅葉の写真が燧ヶ岳から見下ろした風景写真も載っていた。来月の上旬まで見ごろという。

山小屋泊りで尾瀬ヶ原からの登山では燧ヶ岳柴安から至仏山が見え、俎からは尾瀬沼が良く見え今でもはっきり想い出すことができる。

池塘の間やその周辺には沢山の草紅葉が見ごろであり、ハイカーでにぎわっている。

大切なことは、湿原を踏み荒らさないことであり、鹿からの食害を守り、自然保護に努めることである。富士山や磐梯山などの名山では汚物が問題になっている。置いてくるのでなくすべて持ち帰る精神が望まれる。行楽のシーズンを迎えて、すべての人がいい想い出が残せるよう一人一人の心がけ次第である。

汚物を出さないヒントは、出発直前の登山口での食事は止め、小出しのムスビを適時頂き、行動30分前まで餅などの食事を軽く済ませることである。

福島市の障害者にトコトン優しい会社

2014-09-20 08:20:55 | エッセイ
NHK朝のラジオビジネス展望、法政大学院坂本光司教授のトークで福島の言葉が耳に入り聞いた。坂本氏は名前を出さないが、八木田のクラロンスポーツウエアの会社と推測した。

運動着の会社で138名の従業員中、障害者37名(女性29、男性8、重度障害者11名)が法定雇用率2%を大きく越え、38%を創業者田中善六の意志を受け継ぎ、障害者全員が正社員で月額給料15万円という。普通は3500円程度であるとも、しかし、それが法人ではなく株式会社という。勤続年数平均26年、長い人で46年も務めている。田中須美子社長曰く、障害者は健常者より努力しているからという。

会社設立のきっかけは昭和31年肌着製造販売業の善六社長が養護学校の就職担当の先生からの依頼で受け入れ、時間をかけて訓練し育てていた経緯がある。

昭和39年東京オリンピックを機にスポーツ着の時代とよみ体育着の製造に転換今年で58年を迎えている。昭和52年には常陸宮ご夫妻が工場を視察、平成7年のふくしま国体でのユニホームやコスチュームの製造、現在は障害者55%を達成し、おもに女性が中心の縫製の各工程に障害者が必ずいるという素晴らしい会社である。

やる力、やらない力、望む力を引き出すには?

2014-09-19 09:36:34 | エッセイ
学力テストの波紋や依存症の問題の答えになればと、以前2013.12.26ブログ仙岩「意志力と自制心奇跡の講義」から述べてみる。

The Willpower Instinct(Based on the Wildly Popular of Stannford University Kelly McGonigal)(神崎朗子訳、スタンフォードの自分を変える教室)より。

この講義は実験をすることで目的が達成されるもの、どの項目が自分に当てはまるかやってみないと分からない。「やる力、やらない力、望む力」の潜在能力で、「やりたくないことをしてしまう」「やりたいことをやって失敗する」ことで、意志力が強ければやり直すことができると思う人が殆んどである。しかし、その意志力は筋肉と同様消耗し、ストレスと同様身を守る為発達した本能である。

言語を掌る左脳は、図形など感覚の右脳、望む力は前頭前皮質の下で、上左がやらない力、右がやる力で抑制し、一つの脳には2人の自分がいる。ケリーさんは空腹や睡眠不足により危険を冒すから、お菓子の代わりにナッツをたべたり、座ったまま何かをしたり、自然に触れることを薦めている。

200回も思考していることを14回やったという回答から、脳は嘘をつく。煙草を吸わないと決めても知らずに吸ってしまう。失敗の瞬間に気づくことを繰り返すことで前頭皮質の灰白質の増加を図り、肺がんリスクの高い喫煙から1~36ヶ月で脱却できる。

一日の行動の反省をし、3つの力を駆使するには、事を起こす前後に腹式、吐く息を遅らせる、一呼吸おく呼吸法を自分に合う方法の実践で目標が達成されると。参考文献、脳と行動(青木清)、大脳辺縁系と学習(アイザックソン)、脳内革命(春山茂雄)。脳はスゴイ(金澤一郎ほか9名)。


浪江以北の常磐道12月6日開通へ

2014-09-18 11:10:37 | エッセイ
来年GW前に全線開通する常磐道、富岡~浪江間を残して12月6日前倒しで開通すると、福島県広野を訪れた安倍総理が明らかにした。これでますます復興が加速すると思う。

17日川内村の仮設住民と懇談している安倍総理の姿が昨夜のはま・なか・あいづで放映されていた。10/1に解除準備区域が解除されることに伴い、住民から帰還支援や除染廃棄物の早期搬入の要望を聞いていた。

続いて、大熊町の中間貯蔵施設の候補地を視察、防護服やマスクもなしで大丈夫なのかと心配しながら見ていた。地権者との懇談、県外最終処分の約束など力説していた。

広野では、昨年も広野の米を食べると約束していたので、水田でコンバインを運転稲刈りを体験してから、白いお結びを美味しいと言いながら頂いていた。そして、常磐道の工事中、山本~相馬間、南相馬~浪江間を前倒しして12月6日に開通すると表明した。これで復興のスピードアップに役立てたいと開通の効果を語った。頼もしい限りである。


「依存症を乗り越えて支える」上岡陽江のトーク

2014-09-18 05:48:51 | エッセイ
今朝のラジオ4時台「依存症を乗り越えて支える」ダルク女性ハウス代表上岡陽江さんのトークを聞いた。

最近睡眠不足のため早朝ラジオ視聴を避けてきたが今朝は、誰もが陥る依存症のトークに興味があるから聞いてしまった。川野一宇アナの説明で、ダルクは造語で、Drug Addiction Rihabilltation Centerの頭文字DARCダルク(薬物依存症回復施設)のこと。この施設を立ち上げた上岡さん自身26年前の中高時代病気で不登校薬物依存者で、心無い言葉を浴び周りの人には回復を信じてもらえなかったことから、依存症は病気で治療やリハビリが必要なのだということを理解してほしかった。

依存症本人や周りの人たちがどこまで責任を持つかの境界が不明、研究もされていない中での施設を立ち上げたという。

特に、私の気を引いた言葉は、痛さや寂しさ、疲れの区別ができないという。これは女性特有の生理の始まりとかその直前に起こり、死にたいと叫ぶ女性が翌日生理になったという。

また、家庭内でのDVで、抑圧の発散から父が母に暴力をふるう環境で育った子どもは、また、その環境に入ってしまう。男を追いかけたり、アルコール依存や薬物依存に走り、抜け出したい別の自分にまけてしまうケースが殆んどという。

施設のスタッフには男性もいるが、全て薬物依存の経験者で、同じ悩みを持つ子にミーティングをしたり、各種プログラムから肉体的精神的に安定を図り薬物などの依存から回復をさせ社会復帰の手助け、医療機関との連携し、もっと施設運営費が欲しいとも言いっていた。