ブログ仙岩

各紙のコラムや報道番組、読書の感想、カメラ自然探索など。

学力テスト公表の波紋

2014-09-17 09:26:48 | エッセイ
静岡県知事が優秀校の校長名を公表、福島県でも2地区で公表とか見ていないが・・・。

このように政治の力で、指導者の方向性を狂わせてしまうことはとんでもないことである。本来学力は理解力で、基礎、応用、活用力を見るもの、与えられた問題にどう取り組み、思考判断して解決したかのプロセスである。だから、本人の絶対評価である。

波紋を広げたものは相対評価で、全体の順位を表したものである。

すると、お父さんお母さんはすぐ、内の子は5(7%),4(24%),3(38%),2(24%),1(7%)の5段階評価の1で最悪、馬鹿と想い込んでしまう。選抜された学校の生徒の数学の評価が1と選抜されない公立学校の数学の評価が5と同じ学力という場合も起こりうる。普通の親御さんはこの相対評価を絶対評価と混同しているからである。

統計に弱い日本人では仕方がないと片づけられないことであり、成績のいい学校にあげたい親の気持ちは分かるが、政治の圧力で学校が授業そっちのけで、過去のテストを練習させることにつながり、本来の人間育成から離れてしまう。これは全校調査の弊害である。サンプル調査をすればいい。

人間は自然の中でいかに生きるか、そこで培われた力こそが学校での学習への本当の学力として発揮されると信ずる。テストのためのテストの弊害をもっと知るべきである。

四国八十八ヶ所お砂踏み

2014-09-16 08:25:46 | エッセイ
14日郡山ビックパレットふくしまC2Hallで開催、弘法大師足跡めぐり四国八十八ヶ所霊場お砂踏みを経験してきた。

13日のNHKニュースで知り、ネット検索しても開始終了時刻が分からず、ビックパレットイベント案内にも出ていない。会場に着いても駐車場探しロスタイム、入り口案内掲示板にも載っていない偽物でないかと疑いながら入ると、看板が目に入って一安心。しかし行列の人、現在14:30、2時間待ちという。

受付で1500円支配い入場、20人ぐらいグループでお浄めの砂を額、口、胸に擦り合唱、入場カメラ撮影禁止で徳島の発心~香川の涅槃まで八十八ヶ所の説明を受け、88枚のお参り札2000円を無視して、南無大師遍照金剛一度唱え合唱してお砂踏みを八十八ヶ所で、合掌中は家内安全・身体堅固は勿論自分の皮膚病快癒、家族堅固から名前を呼び、除染早期完了、早期帰還や常磐道開通などお祈りした。

踏み終わると、終了証頂きスタンプ押し300円を無視して退場、丁度蛍の光のメロディが流れだした。いや!5時、2時間待ちの30分でのお参りであったが、八十八ヶ所と印刷した紙といい、スタンプ代といい、復興の支援ではなく、四国霊場普及会の金儲けイベントと思い大変後味が悪かった。2時間待ちのお砂踏み何だったのかと反省しきり、でも、以後の人生への踏み台にとプラス思考で行こうと心に決めた。

愛媛4か所、高知で2か所、香川や徳島でそれぞれ1か所お参りしており、過去の経験と比べ物にならないが、一応の安堵感はあった。

磐梯吾妻スカイラインと猪苗代の旅

2014-09-15 09:25:38 | エッセイ
昨日の14日家族5人で磐梯吾妻スカイラインを通って猪苗代に抜けた旅であった。

朝8時にいわきの家を出発、常磐、磐越、東北道福島西で降り、115号土湯街道から、福島フルーツ畑を見ながら高湯へ有料ゲートはなく、先頭に大型バスが後尾につながった車列でゆっくりと登った。

車列から途中、長さ1201mの不動沢橋(十数年前橋の欄干を背に撮影した思い出、谷底から80m)の手前で右折、つばくろ谷(イワツバメの別名)の展望台駐車場(標高1200m)で休憩撮影した。紅葉には少し早いが、背景に霊山の山並が見え福島盆地の田んぼに点在する家々が見える。

浄土平近くになると駐車場入り口で渋滞が、もうバイク、車が満車に近く、砂利の駐車場300円支払い、レストハウスに向かう途中大勢の登山客に出逢った。1707mの吾妻小富士登る予定を岳から猪苗代へ変更したので、軽食を済ませて土湯峠へ、横向温泉を右手にしながら、茸販売街道を通り猪苗代へ。

49号国道沿いの手打ちそばや石筵でとろろそば、贅沢そばなど頂き、郡山ビックパレットふくしまのイベントに参加、無事20:20帰宅した。岳の湯に浸かる予定を変更しても充実した行楽の一日であった。

帰還困難区域6号国道規制今朝解除

2014-09-15 07:24:07 | エッセイ
浜通りを縦断する国道6号線、原発事故で高線量帰還困難区域(浪江、双葉、大熊、富岡)の14キロで通行止めが今朝午前0時でその規制が解除された。6号と常磐道富岡IC間の1.7キロも通行可能である。写真は今朝福島民報に載った富岡の検問所風景。

しかし、バイク、自転車や通行人はダメで車だけ、今まで帰還困難区域の住居住民は通行許可書で可能であった。また、車は6号だけで、脇道へ入ることは出来ない。規制解除の6号国道では駐車は不可、信号黄色の点滅である。

除染が終わって解除となった沿線の線量値は平均3.8μSv/hで、大熊では最高17.3、富岡ICまでは2.3という。通行で気をつけたいことは、車内の空気換気口は閉め勿論車の窓は開けない方がいいと思う。

今まで、いわきから相馬へは郡山を通り迂回して原町や相馬に向かっていたが、この彼岸には6号国道通行で相馬への墓参が可能になり、やれやれという感じである。これで、復興への意欲も倍化される。本当に嬉しい!!