10/6日(土) 前日の金曜日、予定より30分ほど遅れて帰社した。稚内~札幌に立ち寄り、東京に戻ったのだが、既に終業時刻の19時を少し廻っていた。小一時間ほど書類の整理や急ぎ案件のメール返信など。その後、例の如く酒場へと赴いた。三連休の前夜のせいか「ちよっぷく」も混んでいた。先行組が席を確保しており問題なし。遅れて、Yoshioが参戦した。
ハイボールを五杯程のみ、チケットが無くなったので場所替えとなる。社のメンバーが居るという「Seiju 」へと雪崩込む。何時もの如くにカラオケ合戦となった。家に帰り着いたら午前様であった。この時点では、旅の疲れはなかった。
そして土曜日、7時頃からこの日の午後の予定のために鮎料理の準備に入った。昨夜、郷里の従姉妹から約束どおりに捕りたての鮎が届いていた。これを、鮎寿司と開きにして、午後に持参するのだ。背開きにし、塩水に漬け、酢で〆、仕上げに柚子酢に漬ける。土佐風の鮎寿司である。そして三時間ほどの鮎日干しを用意した。
鮎は、この季節になると脂が乗り子持ちとなる。開くと卵・白子が入っている、内臓はウルカ(鮎の酒盗)にするので、塩をたっぷりと使い瓶詰とする。
午後の行先は、HIROさんの住い。武蔵小金井に転居して三ヶ月となる、今日が初訪問の日なのだ。オヤジ、親爺のお宅訪問である。武蔵小金井駅からほど近い一軒家で、奥まった場所にあり閑静、隠れ家てきな雰囲気である。小さな庭の土壌改良中とか、プランターにはハーブや二十日大根などの野菜。これが食膳に上った。
久しぶりにリラックスをした気分であった。お酒は控えめに、H女史の手料理やHIROさんの家に脈々と伝わる「デラックス」なる料理。これはHIROさんが渾身の思いで作ったようだが、これ頂く。すぐにお腹が一杯となった。のんびりと、楽しく話をする・・・。とってもいい時間が流れて行く、話すことは幾らでもある、されど何も話さなくてもいい・・・。
こうして居ると、時の経つのを忘れる。程々に暇しよう、その前にHIROさんが描きつづけていると云う絵を見なくては。部屋に行って仕舞いこんである絵を出してもらう。大作で何枚にも分かれていると云う。部屋いっぱいになるので、一部だけ見せてもらいながら絵のことを聞く。
「これは、魂の樹なんだよ。大きな大きな木、広がる枝、ここに付いている風船のようなものは、みんな命なんだ。これから生まれて行こうとする命、これが飛んでいって生まれるんだ。こっちにある小さい風船は、命が終わって戻って来たのだよ、これからまた新しい命に再生されるんだよ・・・。」
「ここに描いていあるのは、滝なんだ。大きな滝、下の方から見上げている丸いのは、これから生まれて行く命に、この滝のことを説明しているんだよ。この滝は涙なんだ。これまでに命が流してきた涙の滝なんだ。すべての涙が、この滝となって流れているんだ。・・・」と、絵の一部を話してくれた。
これと同じような話を何処かで聞いたような、読んだような気がする。或いは、HIROさんから聴かされたのかもしれない。
辞去し外に出ると小雨がぱらつき始めていた。渋谷に着いたのは8時半ごろか、なんだか気分が高揚したままだ。「奈加野」に顔を出すこととした。店主からは、稚内の話を聞かせてくれと云われていたことも思い出した。
宇田川町の交番前の通りは若者で賑わっていた。だが、「奈加野」の店内は静かだった。閑古鳥が鳴いてるようだね、と冷やかす。店主曰く、「昨夜はあんなに忙しかっのにな・・・参ったよ」最近はボヤキが多くなったようだ。暫く話をし、頃合いを見計らって更に流れることとした。
常連客と缶詰BARの「mr.kanso」へと向かった。ここは盛況であった。試合に勝ったラグビーの連中が狭い店内にひしめいていた。カウンターあけてもらい、ハイボールの飲む。一緒に行った元桜田門のエライサンと話をする。外は土砂降りとなっていたが、飲んでいるうちに小止みおtなった。
缶詰BAR、オーナーのOさんとUさん
地元に戻って、もう一軒行こうとしたが店は閉まっていた。仕方なしに帰ることにしたが、気が抜けて腹が減ったような気分。丁度、学大で一番旨いと思っているラーメン店「モンゴメリー」の前をとおりかかった。ラーメン一丁となっていた・・・。
そんな元気な夜だったが、途中では疲れがでていた。電車で戻る時間でアルコールが抜けたせいか、後は、飲むほどに元気回復となっていた。唯一の失敗は、デジカメのシーンモードを変えないで撮っていた。これじゃいい写真無理だ~。やっぱり呆けてる。
稚内~札幌のことは、後日、追々に報告する。