神通川の河原を歩いていると、ススキの葉に大型のハナムグリがとまっていました。
シロテンハナムグリとシラホシハナムグリとは、とてもよく似ていて区別がむずかしい種類ですが、頭の形や背面の斑紋で区別できるといわれています。撮った写真を見ながらどちらだろうかと考えましたが、背面の斑紋では見分けがつかず、頭の先が「反り返って二山に」なっているように見えたことから、シロテンハナムグリとしました。
名前のはっきりしない動物や植物の写真を撮っていて、いつも思うことがあります。よく似た種類を区別するためには、区別できる部分が写っていることが必要になります。区別する部分がわかっているなら、区別できていることになります。何を言っているのかわからなくなりましたが、要するに、名前のわからない種類を写真で判断するのはなかなかできないものだということです。
それにしても、シロテンハナムグリはふつう樹液に集まるので、今回見かけた成虫は移動途中に休んでいたのかも知れません。
《シロテンハナムグリ 2012/06/12》
《シロテンハナムグリ 2012/06/12》