先日、久しぶりに砺波市の頼成の森に行きました。ハナショウブはまだ極早生~早生の品種がちらほら咲いている程度でしたが、見に来ている人もいました。
山道に入ると、甘酸っぱい樹液の匂い。大きなコナラの幹から樹液が滲み出ており、チャイロスズメバチが1頭やってきていました。チャイロスズメバチは、スズメバチのなかではやや小型で、頭胸部が赤褐色のほか体全体が黒褐色をしているので、ほかのスズメバチとの区別は簡単です.
チャイロスズメバチの営巣方法は特殊で、モンスズメバチなどほかのスズメバチの巣に女王が単独で入り込み、相手の女王バチを殺して巣を乗っ取ることで知られています。頼成の森には、本州に生息するスズメバチ属6種(オオスズメバチ、コガタスズメバチ、キイロスズメバチ、ヒメスズメバチ、モンスズメバチ、チャイロスズメバチ)の6種が生息しています。
なお、スズメバチの記述については、『都市のスズメバチ』などを参考にしました。
《チャイロスズメバチ 2012/06/12》
《チャイロスズメバチ 2012/06/12》