枯れたキハダの幹に、コウヤツリアブがとまっていました。コウヤツリアブはドロバチなどの幼虫に卵を産み付け寄生するので、それらの幼虫を探していたのかも知れません。
公園などの枯木は、すぐに伐採、公園外で処分されます。このこと利用者の安全や景観上から、仕方がないことだとは思います。ただ、昆虫など生きものにとっては、枯木は大切な環境で、これを利用しているものもたくさんいます。どこか人目につかない公園の片隅にでも安全に配慮して積んでおいてもらえれば、その公園の生きものはずっと多様なものになるに違いありません。(『朽ち木にあつまる虫ハンドブック』には、朽ち木を利用する虫たちが紹介されています。)
《コウヤツリアブ 2017/07/31》
《コウヤツリアブ 2017/07/31》