側溝の中を、鞘翅が黄色く縁どられたアオゴミムシの仲間が歩いていました(最近、側溝の中を確認するのが癖になっています)。勢いよく歩きまわり、なかなか止まってくれないので、写真がうまく撮れませんでした。初めて見かけるゴミムシなので、一応採集しておきました(私は、普段は写真に撮るだけで、採集はしません)。
写った写真を何度か図鑑などの絵や記述と比べて、当初「ツヤキベリアオゴミムシ」ではないかと思いましたが、8月20日に富山市科学博物館で催された「標本の名前を調べる会」で、富山県昆虫同好会のKさんは標本を一瞥して「オオキベリアオゴミムシ」と断定。やはり、たまに見かけた甲虫を写しているだけの人間が、写した写真だけから種を同定するのは無理筋のようです。
オオキベリアオゴミムシは、幼虫がカエルの喉元に食いついて吸血しつつ最後には食い殺し、3齢ある幼虫期間中に1つの齢で1匹のカエルを消費して成長するそうです(ウェブサイト『ウィキペディア/ゴミムシ』による)。一度幼虫を見てみたいです。
《側溝の中を歩いていたオオキベリアオゴミムシ 2017/08/19》
《側溝の中を歩いていたオオキベリアオゴミムシ 2017/08/19》