(早)朝に公園を歩いていると、園路上にいろいろな生きものが死んで落ちていたり、それらを食べる生きものがいたりして、ついつい下を向いて歩いてしまいます。
今朝もミミズをはじめいろいろな死体が転がっていましたが、路上で生きたキイロスズメバチがシオヤアブ♀に食べられていました。怖いものなしのキイロスズメバチを食べるとは…、「シオヤアブ恐るべし」です。
ウェブサイトを見ていると『暗殺昆虫「シオヤアブ」はスズメバチの天敵だった!』なるものがありました。以下、その一部を引用します。「シオヤアブは肉食昆虫で、他の昆虫を捕食したり、時には事もあろうか哺乳類や爬虫類のなどの脊椎動物ばかりでなく、我々人間の体液を吸うこともありますが、基本的には彼らの獲物は昆虫や虫などの小さな生き物です。シオヤアブの狩りの方法ですが、彼らは優れたれた飛翔能力と動体視力を持ち、飛翔している昆虫を背後から奇襲するのが得意です。飛翔する獲物の頭上の樹木や草などで待ち伏せし、相手が通過したところで背後から急襲し、昆虫の頭部・胸部・腹部の継ぎ目にぶっとい口器を突き刺し、獲物の体液を吸い取ります。その突撃力たるや凄まじく、バチッっと音を立てて獲物と共に転がり落ち、その時には既に口器が獲物の体節に突き刺さっています。カマキリは良く草原の暗殺者と揶揄されますが、シオヤアブは狩りのスタイルからすると「野山の撃墜王」と呼んだ方が良いかも知れません。」
今回見かけたキイロスズメバチも、背後から急襲され、頭部と胸部の継ぎ目に口器を突き刺され、体液を吸い取られていたのでしょう、まだ肢を動かしてもがいていました。
《園路上でシオヤアブに捕食されていたキイロスズメバチ 2017/08/07》
《園路上でシオヤアブに捕食されていたキイロスズメバチ 2017/08/07》
《園路上でシオヤアブに捕食されていたキイロスズメバチ 2017/08/07》