午後2時ころ、用水に沿って植えられたソメイヨシノの並木をオニヤンマの羽化殻を探しながら歩いていると、後ろで茶色い鶏卵大の何かが斜面を転げ落ちていくのに気づきました。変だなと思い、落ちた方を見ると、アカネズミでした。
森林性のネズミと思っていたアカネズミが、水田に囲まれた公園で見られるとは思っていなかったので、少し驚きました。これは私の勉強不足で、『日本の哺乳類』によると、アカネズミは「低地から高山帯まで広く分布し、森林に生息するが、河川敷の下生えが密生しているところにも多数みられる。水田の畔や畑にも出現する』そうです。
《アカネズミ 2017/08/04》
《アカネズミ 2017/08/04》
アカネズミを見ると、50年近く前、友人たちと標識再捕法によるアカネズミの生態調査をしていた日々などが懐かしく思い出されます。