前回に引き続き、同じトイレの話題です。
トイレの壁に、翅頂から伸びる1本の濃褐色の斜線が特徴的な淡褐色の蛾がとまっていました。
帰宅後、撮った写真を『蛾の生態標本図鑑』の生態写真と較べていき、ハスオビエダシャクにたどりつきました。でも、ハスオエダシャクについては、2022/04/03のこのブログ(「ハスオビエダシャク」)でも紹介していました(2カ月もたたないのに、すっかり忘れてしまっています)。
《トイレの壁にとまっていたハスオビエダシャク 2022/05/28》
《トイレの壁にとまっていたハスオビエダシャク 2022/05/28》
※ 同定が苦手なうえに物覚えが悪いので、よく似たものの見分けが現場ではなかなかできません(ということは、見分けるのに必要なポイントも忘れてしまっているということです)。2022/05/25のブログ(ベニカミキリ)でタンナサワフタギを?を付けて紹介していましたが、今回立山山麓家族旅行村でサワフタギを見て、その違いがはっきりと理解できたような気がしました(同じような体験は、何度も経験しているので、またすぐに忘れそうです)。
ウェブサイト『岡山理科大学生物地球学部生物地球学科/サワフタギとタンナサワフタギの区別点』を参考に、サワフタギ(サ)とタンナサワフタギ(タ)の違いをまとめてみました。
(サ)果実が、ルリ色。
(タ)〃 黒紫色。
(サ)葉の形は、倒卵形から楕円形で、最も幅広い部分は中部よりも先端側、基部はややくさび形に細くなって葉柄に至る。
(タ)〃 広倒卵形から倒卵形で(サワフタギよりも丸い感じ)、葉の中央部が最も広く、先端は急に細くなって尾状に尖る。
(サ)鋸歯は小さく、葉緑体を含まない部分が鋭く突出する。
(タ)〃 荒く、先端は内側に曲がる傾向がある。
(サ)葉の表面には荒い毛が散在、裏面は脈上に毛がある。
(タ)〃 ほとんど毛がなく(あることもある)、裏面には脈上に毛がある。
(サ)若枝には曲がった毛
(タ)〃 は無毛
《立山山麓家族旅行村で見かけたサワフタギ 2022/05/28》
《富山市ファミリーパークで見かけたタンナサワフタギ 2022/05/20》
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