早朝、(愛犬との散歩コースだった)農道を一人で散歩していると、北陸自動車道と交差するトンネル出(入?)口付近に、黒っぽい4~5㎝の大きさのものが落ちていました。
通り過ぎかかりましたが、少し気になって、近寄ってみると蛾です。中型で異様に細長い翅を屋根型に畳んでいます。前翅の中央付近に白く小さな模様があります。ひっくり返すと、腹部がありません。何かに食べられたようです。
帰宅してから『ポケット図鑑日本の昆虫1400①』で調べると、キマダラコウモリ(コウモリガ科)でした。
キマダラコウモリについて、ウェブサイト『こんちゅう探偵団/キマダラコウモリ』の説明を引用します。
「日本各地に生息するコウモリガ科の仲間。
コウモリと名の付く怪しい妖艶な雰囲気の大型の蛾です。
触角はオレンジ色で非常に短く、上翅の中央付近に白い骨の様な紋が特徴的。
産地は局地的で個体数は少ない。
同じ属のコウモリガ Endoclita excrescens 同様原始的な蛾の仲間。
交尾は夕刻に行われ、飛翔しながら産卵し卵を上空から撒き散らす事で知られる。
幼虫は草木の茎・樹木の幹や枝にトンネルを掘って食入し、食入口には糞を糸でつづるので、被害を受けた木を見分けることができる。」
今度は、コウモリのようにぶら下がった姿(名前の由来)を見てみたいと思います。
《道路のトンネル出(入?)口付近に落ちてたキマダラコウモリ(死骸)2022/06/29》
《道路のトンネル出(入?)口付近に落ちてたキマダラコウモリ(死骸)2022/06/29》
《腹部が何かに食べられていたキマダラコウモリ(死骸)2022/06/29》
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます