2003~2009年に、富山県中央植物園で見かけた生きものの紹介しています。
今回は、タテハチョウ科のチョウ、コムラサキです。
コムラサキには、翅表の地色が褐色で後翅の中央に橙色帯がある通常見られる褐色型と、地色がさらに黒く後翅の中央の橙色帯が白色に置き換わった黒色型(クロコムラサキ)という二つの遺伝型があります。黒色型の分布は本州中部地方などに限られ、中央植物園ではこの二つの型のコムラサキが見られます。
コムラサキは発生地からあまり移動しないようなので、ここで発生している可能性が高いと思い、コムラサキの越冬幼虫を探してみました。なかなか見つかりませんでしたが、シダレヤナギやウンリュウヤナギの樹皮のひだの部分や太枝と樹幹との分岐点などで、なんとか数匹見つけることができました(でも、ちょっと目をはなすと何処だったかわからなくなってしまいます)。
《シダレヤナギの樹皮の割れ目で越冬するコムラサキの越冬幼虫 2008/12/02》
《シダレヤナギの樹皮の割れ目のコムラサキの越冬幼虫 2008/12/02》
《シダレヤナギの樹皮の割れ目のコムラサキの越冬幼虫 2008/12/02》
《コムラサキ 2007/05/24》
《イタヤカエデの樹液にきたコムラサキ 2007/08/17》
《アスファルトの園路で吸水するコムラサキ( 後翅中央は橙色帯) 2007/08/17》
《クロコムラサキ( 後翅中央の橙色帯が白色) 2007/09/15》
《熟したウメの実にやってきたクロコムラサキ( 後翅中央の橙色帯が白色) 2007/09/15》
《熟したウメの実にやってきたクロコムラサキ( 後翅中央の橙色帯が白色) 2007/09/15》
※ 5月の中央植物園(8) 5月の中央植物園の植物などです。17年ほど昔の写真なので、状況は変わっていると思います。
《アヤメの花 2007/05/16》
《ヒトツバタゴの花 2007/05/16》
《ハクウンボクの花 2007/05/16》
《ツクバネウツギの花 2007/05/16》
《ウケザキオオヤマレンゲの花 2007/05/16》
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