水田地帯の農道を自転車で散歩していると、枯草の中にひときわ目立つ緑色のヨモギ。そのテッペンあたりの葉が白く裏返り、5cmほどのボール状になっています。
これはヒメアカタテハの幼虫の巣だろうと開いて中を見ると、ヒメアカタテハの終齢幼虫が入っていました。ヒメアカタテハの幼虫を見つけたのは、久しぶりです。
ヒメアカタテハは南極大陸を除く全ての大陸に分布していて、現在最も分布が広いチョウの一つ。寒さに弱いので温暖な地域でしか冬越しできないようです(越冬態は不定)。もちろん富山では越冬の記録はないようなので、持ち帰って様子をみることにしました。
《枯草の中の緑色のヨモギにあったヒアカタテハの巣 2022/11/05》
《枯草の中の緑色のヨモギにあったヒメアカタテハの巣 2022/11/05》
《ヨモギに作られた巣の中のヒメアカタテハの幼虫 2022/11/05》
《ヨモギに作られた巣の中のヒメアカタテハの幼虫 2022/11/05》
(2022/11/13) 11/05に採集して瓶にいれておいたヒメアカタテハの幼虫、11/11に瓶の蓋の裏で前蛹になっているのに気づき、翌日11/13には蛹になっていました。
《瓶の蓋の裏で蛹になっていたヒメアカタテハの幼虫 2022/11/12 07:44》
《瓶の蓋の裏で蛹になっていたヒメアカタテハの幼虫 2022/11/12 15:32》
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