樹液が滲み出てスズメバチやカナブンなどがきているコナラの幹に、ルリタテハなどより少し大きめ、裏面は肌色っぽい蝶が翅を閉じて樹液を吸っていました。ひょっとしてオオムラサキか?と、刺激しないように、とりあえず遠くからコンデジの望遠で数枚撮りました。やがて翅を開閉し始め、紫色がちらっと見えたので、正面から撮ろうとゆっくり移動したのですが、逃げられてしまいました。翅はかなり傷んでいましたが、オオムラサキの♂でした。
オオムラサキは、「生息密度が低く個体数も減少している」として富山県のレッドデータブック(2012)で「準絶滅危惧」とされています。私がオオムラサキを最後に見たのも40年ほど前なので、個体数は確実に減少していると思います。来年は新鮮なオオムラサキの写真が撮れるでしょうか…。
《コナラの幹で樹液を吸うオオムラサキ♂ 2019/07/25》
《コナラの幹で樹液を吸うオオムラサキ♂ 2019/07/25》
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