文房具店に買い物に自転車で出かけました。ゆっくりペダルを漕いで往復20分、買い物10分、脇見など(自然観察30分)、あわせて1時間ほどです。ほんとうは歩くのがいちばんいいのですが、これだけの距離を歩くのが不得手なので自転車です。
2学期が始まり、子どもたちの歓声が聞こえる校庭の縁を通っていると、コンクリートの壁に2~3cmの薄茶色のものが着いていました。ひょっとしてとバックしてよく見ると、トンボ科の羽化殻です。色や殻の薄さ、大きさ、形などから、ウスバキトンボの羽化殻だと思いました(ウスバトンボの羽化殻は、2007~08年に、2,000個ほど集めたことがあります)。
それにしても、羽化殻はこれ一つだけ、近くに水たまりのようなものは見当たりません(すぐ下に側溝のグレーチングがありましたが、水はなし(水があってもトンボは中に入れません)。どこでどう発生したのか?不思議です(でも、現実にそこで羽化していました)。
ウスバキトンボの羽化殻については、ウェブサイト『近畿地方のトンボ雑記/羽化殻/トンボ科(アカネ属を除く)の羽化殻』にわからやすい写真と説明があるので、引用します。
「ウスバキトンボ …羽化殻の大きさ24~27(25.7)mm。 腹部第8節の側棘はその節と同じ長さ、腹部第9節の側棘はその節の2倍の長さ。 背棘は腹部腹部第2節-4節にあります。背棘は見えにくいところにありますので見落としがちです。腹部の斑紋がはっきりしています。」
なお、生きているウスバキトンボの幼虫については、ウェブサイト『神戸のトンボ/小学校高学年・中学生のページ目次/兵庫県の幼虫ガイド/ウスバキトンボ』にわかりやすく詳しい説明があります。
お盆を過ぎて、あちこちの広場や道路、駐車場、水田などのそれほど高くないところを、ウスバキトンボが群れで往復水平飛行しているのをよく見かけますが、その雰囲気をうまく写せないのが残念です。
《小学校校庭のコンクリートの壁に着いていたウスバキトンボの羽化殻 2022/08/30》
《小学校校庭のコンクリートの壁に着いていたウスバキトンボの羽化殻 2022/08/30》
《小学校校庭のコンクリートの壁に着いていたウスバキトンボの羽化殻 2022/08/30》
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