やまぼうしー自然の記録帳ー

富山県内の自然を中心に、自然や自然現象を記録にとどめておきたいと思っています。

イタチ(足跡)(富山市小杉)

2019-02-12 04:37:26 | 哺乳類

犬と散歩をしていると、水田の小さな用水路のそばに小さな足跡がついていました。イタチのものだと思います。足跡は雪のトンネルで用水路に続いていました。

雪にところどころトンネルを掘って動き回るイタチの足跡は、以前、頼成の森の花しょうぶ田でよく見かけました。https://blog.goo.ne.jp/ranmoriblog/e/f2557956f1b10c8e46dc7e3114c03776


《犬との散歩道(右側は雪に覆われた水田) 2019/02/09》 


《イタチの足跡(トンネルで用水路に続いています) 2019/02/09》


《イタチの足跡(トンネルで用水路に続いています) 2019/02/09》 

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キツネ?(足跡)(富山市)

2019-02-11 04:28:42 | 哺乳類

朝起きると、前の日の夜から朝にかけての新雪が10㎝ほど積もっていました。犬と近くのコースを散歩しましたが、新雪に一直線の足跡が残されていました。私の乏しい知識から想像すると、これはキツネの足跡です。この付近では雪の上に時々このような足跡を見かけますが、キツネを見たという話は聞いたことがありません。

足跡は案外小さく、比較するため私の飼い犬(6kgほどの小型犬、Mシュナウザー♀)の足跡を近くにつけてみました。ちなみに、キツネ体重は4~7kg(『日本の哺乳動物』)でほとんど同じくらいです。

雪の上の足跡は冬の生き物観察にもってこいの材料ですが、いつも(?)がついていて断定できないのが残念です。


《キツネ?の足跡が新雪に残っていた駐車場 2019/02/10》 


《キツネ?の足跡が新雪に残っていた駐車場 2019/02/10》 


《新雪の上の足跡(A:キツネ?、B:イヌ、C:ヒト 2019/02/10》 


《キツネ?の足跡が新雪に残っていた駐車場 2019/02/10》 

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ハシボソガラス(足跡)(富山市小杉)

2019-02-10 04:39:27 | 鳥類

犬と散歩をしていると、昨夜降った雪の積もった田んぼに、ハシボソガラスが飛んできました。雪の積もっていない水たまりで、何か餌を探していたようです。雪の上には、カラスの足跡が残っていました。

「烏の足跡」は、その形が似ていることから(特に女性の)目じりにできる皺のことをいいます。このことを確かめようと広辞苑をひきましたが、探し方がよくないのか見つからなかったので、少し心配になります。(歳のせいか、分厚く、重くて字の小さな辞書に「相談」するのは億劫で、ついついウェブサイトを見てしまいます。今回相談した広辞苑は1970年発行の第二版第四刷で、1971/05/26購入と弟の文字で書かれていました。)


《雪の積もった道路に降りたハシボソガラスの足跡 2019/02/09》


《雪の積もった水田を歩いたハシボソガラスの足跡 2019/02/09》

※ 昨日(2019/02/09)、図書館で借りた本です(妻の本も含まれています)。 

   1 『すかたん』(朝井まかて著)
   2 『金沢・能登 加賀温泉郷』(朝日新聞出版編)
  
 3 『シニアの楽々元気レシピ』(本多京子監)

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頼成の森のキノコ(129)ヒカゲシビレタケ(県民公園頼成の森/砺波市頼成)

2019-02-09 04:06:42 | キノコ

2009年4月から2011年3月にかけて、県民公園頼成の森で見かけたキノコの写真があります。これらのキノコについて、順次報告していきたいと思います(五十音順)。なお、ここで紹介するキノコのほとんどは、富山県中央植物園橋屋誠氏に実物をもとに同定していただきました。

ヒカゲシビレタケ夏~秋にかけて、林内の地上に発生するモエギタケ科シビレタケ属の小型のキノコです。「傘」は円錐状~釣鐘状、表面は平滑で暗褐色~黄土褐色、「ひだ」は成熟すると紫褐色になります。「柄」は細長く、表面は白色繊維状です。きのこを傷つけると青く変色する毒きのこです。(『カラー版きのこ図鑑』参照)


《ヒカゲシビレタケ 2010/07/05》


《ヒカゲシビレタケ 2010/07/05》

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キチョウ(富山市営農サポートセンター/富山市月岡町)

2019-02-08 03:49:48 | 昆虫類

昨日2月7日は、寒冷前線が北陸地方を通過し次第に冬型の気圧配置になるという予報が出ていました。午前中は穏やかに晴れていたので、昼前に公園を小1時間ほど散歩しました。(2月7日の富山県、最高気温は16.8度と4月上旬~中旬の気温でした。)

この日も探しているフユシャク(冬尺蛾)は見あたりませんでしたが、春のような日差しのなかキチョウが1頭ひらひら飛んでいました。今年初めて見かけたチョウです。キチョウは成虫で越冬し、「厳冬期を過ぎると、温暖な日にはいち早く活動を開始」(『原色日本蝶類生態図鑑(Ⅰ)』)します。

冬の季語の「冬蝶」「凍蝶(イテチョウ)」「越年蝶」などは、物陰や落葉の折り重なったところなどにひっそりとまるで寒さに凍えてしまったようにじっとしている蝶のことを言うようですが、今日見かけたキチョウは立春を過ぎた春になって初めて見る「初蝶」なのでしょうか?


《春のような日差しのなか枯草にとまるキチョウ 2019/02/07》


春のような日差しのなか枯草にとまるキチョウ 2019/02/07》

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頼成の森のキノコ(128)ヒイロタケ(県民公園頼成の森/砺波市頼成)

2019-02-07 04:34:29 | キノコ

2009年4月から2011年3月にかけて、県民公園頼成の森で見かけたキノコの写真があります。これらのキノコについて、順次報告していきたいと思います(五十音順)。なお、ここで紹介するキノコのほとんどは、富山県中央植物園橋屋誠氏に実物をもとに同定していただきました。

ヒイロタケは、通年、広葉樹の枯木上に発生するサルノコシカケ科シュタケ属の中型~大型のヒダナシタケ類のキノコです。「傘」は半円形~扇形、表面は朱色~朱赤色で無毛、「肉」も朱色です。「子実層托」は管孔状、孔口はきわめて微細です(『カラー版きのこ図鑑』参照)


《ヒイロタケ 2009/07/22》


《ヒイロタケ 2009/07/22》

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フクラスズメ(死体)(富山市小杉)

2019-02-05 17:57:02 | 昆虫類

いつものアンダーパスの散歩道を犬と歩いていると(2019/01/30)、歩道の脇にやや大きな蛾が死んでいました。つい最近まで落ちていなかったので、成虫で越冬していた蛾だとは思いましたが、なかなか種名がわかりませんでした。昨日散歩をしたとき、まだなくならずに落ちていた蛾の翅を裏返してみると青色の斑紋が目に入ってきたので、フクラスズメとわかりました。


《歩道に死んでいたフクラスズメ(手前は犬の影) 2019/01/30》


《歩道に死んでいたフクラスズメ 2019/01/30》


《歩道に死んでいたフクラスズメ 2019/02/05》 

※ 立春の昨日(2月4日)、富山県内は南寄りの強風が吹き、観測史上最も早い「春一番」を記録しました。今日は天気がよく、梅の便りも聞こえてきていたので、高岡古城公園まで梅見にでかけてきました。


《高岡古城公園のウメ 2019/02/05》

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ヤママユ(空繭)(富山県自然博物園ねいの里/富山市[婦中町]吉住)

2019-02-04 04:10:05 | 昆虫類

冬の雑木林でいちばん目につく生きもの(またはその痕跡)の一つは、ヤママユの空繭です。先日紹介したウスタビガの空繭よりずっと多く見かけます。ウスタビガの空繭が鮮やかな黄緑色を保っているのに対して、ヤママユの空繭は色が褪せ、薄茶色になっています。

持ち帰った空繭を切って中を見ると、焦げ茶色の大きな羽化殻が残っており、尾部にはこれもギョッとするほど大きな幼虫の蛹への脱皮殻が「お面」のように張り付いて残っていました。


《雑木にぶらさがっていたヤママユの空繭 2019/01/30》 


《 薄茶色のヤママユの空繭(赤色)と黄緑色のウスタビガの食害された繭(黄色)》


《ヤママユの空繭の中に残された羽化殻(赤色)と蛹への脱皮殻(黄色)》 


《ヤママユの空繭の中に残された羽化殻(赤色)と蛹への脱皮殻(黄色)》 

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頼成の森のキノコ(127)ハナビラニカワタケ(県民公園頼成の森/砺波市頼成)

2019-02-03 07:47:29 | キノコ

2009年4月から2011年3月にかけて、県民公園頼成の森で見かけたキノコの写真があります。これらのキノコについて、順次報告していきたいと思います(五十音順)。なお、ここで紹介するキノコのほとんどは、富山県中央植物園橋屋誠氏に実物をもとに同定していただきました。

ハナビラニカワタケは、春~秋にかけて(ときに冬期の長雨後にも)、広葉樹(まれに針葉樹)の倒木、立ち枯れ、枯枝などの材上の樹皮の裂け目から発生するシロキクラゲ科シロキクラゲ属のキクラゲ類の中型~大型のキノコです。根元から不規則な花びら状の薄片が重なり合って生長し、キノコの姿を形成します。「子実体」は、重なりあった八重咲の花房状で、花びら状裂片の外縁部は波打ちます。表面は平滑で、その両面に子実層を生じ、色は淡褐色~暗赤褐色、半透明で、径は5~15㎝、高さは5~10㎝ほどです。肉質はゼラチン質で、根元はかたい軟骨質です。(『カラー版きのこ図鑑』参照)


《ハナビラニカワタケ 2010/10/10》 


《ハナビラニカワタケ 2010/10/11》 

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ウスタビガ(繭)(被食?)(富山県自然博物園ねいの里/富山市[婦中町]吉住)

2019-02-02 17:55:52 | 昆虫類

公園で見かけた雪の上の動物の足跡の主の特定に自信がもてなかったので、晴れた日の午後、ねいの里(富山県自然博物園)に教えてもらいに出かけてきました。雪に覆われた立山連峰がきれいに見えました。

雪の残る歩道の傍の低木に、鮮やかな黄緑色のウスタビガの繭が着いていました。よく見ると、下の方が丸く破られ、何かに中の蛹が食べられたように思えます。


《何かに食べられた?ウスタビガの繭 2019/01/30》 


《何かに食べられた?ウスタビガの繭 2019/01/30》 

 
《ねいの里から遠望する立山連峰 2019/01/30》  

※ 今日(2019/02/02)、図書館で借りた本です(妻の本も含まれています)。 

   1 『京都「私設図書館」というライフスタイル』(田中厚生著)
   2 『漢詩の世界ー茶席からひろがるー』(諸田龍美著)
  
 3 『数はふしぎ』(今野紀雄著)
   4 『ハーモニカー絶対!うまくなるー』(木谷悦子著)
   5 『向田邦子全集』(向田邦子著)

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頼成の森のキノコ(126)ハナサナギタケ(県民公園頼成の森/砺波市頼成)

2019-02-01 06:37:48 | キノコ

 2009年4月から2011年3月にかけて、県民公園頼成の森で見かけたキノコの写真があります。これらのキノコについて、順次報告していきたいと思います(五十音順)。なお、ここで紹介するキノコのほとんどは、富山県中央植物園橋屋誠氏に実物をもとに同定していただきました。

ハナサナギタケは、夏~秋にかけて、鱗翅類の幼虫や蛹から発生するスチルベラ科パエキロミケス属の子嚢菌のキノコです。「子実体」は淡黄色の分生子柄が束生し、樹枝状で枝先は白色粉状になります。高さは1~4㎝です。(『カラー版きのこ図鑑』参照)


《ハナサナギタケ 2010/08/11》


《ハナサナギタケ 2010/08/11》


《ハナサナギタケ 2010/08/11》

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