ベートーヴェン
交響曲第6番「田園」
指揮…マゼール
演奏…ベルリンフィル
好み度…4(5点満点)
この曲を「田園」のイメージとかに縛られるのでなく、シンフォニーとして聴き応えを感じられる、そんな演奏のように思う。マゼールだけど、ここにはほんのり温かみも感じられるような感もある。
第2楽章こそ特に感銘もないが、第1、3、4楽章では低弦にしっかり支えられた柔らかいが厚く清清しい弦の響きと豊かなアンサンブルが厚く明るい響きをつくって心地よく、結果として豊かな自然、喜び、嵐…といった情景も自然と感じられるものとなっている。第4楽章での嵐をこれくらいダイナミックに聴かせる演奏もあまりないように思うのだが。
終楽章は終始穏やかな柔らかな表情を見せ、楽章の中での細かな表情付けはそれほどされていないが、穏やかながらも響きは明るさと豊かさを失わず、楽章全体で力まず自然な感謝が表現されているようでもある。
マゼールといえば厳しさや冷静さ、ときに新鮮さを強調するあたりが連想されるようでもあるが、この演奏はそんな芸達者がちょっと見せた安らぎと優しい一面、そんな印象も受ける。
この曲がその標題的な側面を抜きにしても、交響曲として優れた曲であることを感じさせてくれる演奏のように思う。
交響曲第6番「田園」
指揮…マゼール
演奏…ベルリンフィル
好み度…4(5点満点)
この曲を「田園」のイメージとかに縛られるのでなく、シンフォニーとして聴き応えを感じられる、そんな演奏のように思う。マゼールだけど、ここにはほんのり温かみも感じられるような感もある。
第2楽章こそ特に感銘もないが、第1、3、4楽章では低弦にしっかり支えられた柔らかいが厚く清清しい弦の響きと豊かなアンサンブルが厚く明るい響きをつくって心地よく、結果として豊かな自然、喜び、嵐…といった情景も自然と感じられるものとなっている。第4楽章での嵐をこれくらいダイナミックに聴かせる演奏もあまりないように思うのだが。
終楽章は終始穏やかな柔らかな表情を見せ、楽章の中での細かな表情付けはそれほどされていないが、穏やかながらも響きは明るさと豊かさを失わず、楽章全体で力まず自然な感謝が表現されているようでもある。
マゼールといえば厳しさや冷静さ、ときに新鮮さを強調するあたりが連想されるようでもあるが、この演奏はそんな芸達者がちょっと見せた安らぎと優しい一面、そんな印象も受ける。
この曲がその標題的な側面を抜きにしても、交響曲として優れた曲であることを感じさせてくれる演奏のように思う。
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